7.想う(グレナツ)
※グレナツですが、ルーシィとナツしか出て来ません。
苦手な方はバック!
「ナツ、あんたって鈍感よね。」
「は?」
何時もの様にルーシィの家でくつろいでいたナツはいきなりの言葉に不抜けた声を出し、きょとんと目を丸くした。
「グレイは貴方の事想ってるのにナツは何で気が付かないのかぁって思って」
「な、何言ってんだよ!!アイツがそんな事思ってる訳ねぇだろ」
「何で分かんないのかなぁ」
呆れた様に言うルーシィにナツは顔をほんのりと赤らめ反論を続ける。
「好きな癖に」
「っ!す、好きじゃねぇ…」
図星を指されカァッ!と効果音がしそうな程真っ赤になるのに否定をするナツだが、語尾が小さくなる。
そんなナツの様子にルーシィは素直だなぁとニコニコと…いや、見る人が見ればニヤニヤとしていた。
「素直に認めちゃいなさいよ」
「だから俺は別に好きでもねぇって…」
「グレイの事好きって言っちゃいなさい。そしてグレイの事想ってるって打ち明けなさいよ」
聞いてあげるからと善人ぽく言うルーシィは心の中であんた達じれったいのよ!
と叫んでいる事はナツは知るよしも無く、う〜だのあ〜だのと唸っているのだ。
「さぁ!」
「ルーシィなんて嫌いだ!!」
さっさと認めて自覚してくっつけと言う様に詰め寄るルーシィにナツは堪えきれず窓から逃げ出した。
「チッ…あと少しだったのに」
認めてしまえば楽なのにと舌打ちをしながらルーシィは思っていたのはルーシィ呑みが知ること。
「想ってるなんて誰が言うか!」
それはナツの意地で…
だが、それをぶち破られるのは
別のお話し
-END-
ルーシィは何故か恋のキューピットをやりそうだと思ったら出来てしまった作品でした。
30分で書いたから短めでした;
2010.9.6 完成
2011.3.11 移動
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