3.諦める(骸綱)
※骸ツナですので苦手な方はお逃げ下さい。ツナが少しスレ気味です。
あぁ、何で此処にナポーがいるんだろう。
「なぁ、骸。」
「何ですか?綱吉君。」
「何でお前が此処にいるんだ?とか何処から入ったんだよ!?」
そう此処は紛れもない沢田綱吉の部屋で、窓は鍵を閉めておいたし、一階には母さんやランボ、イーピンなどが居るはずでチャイムも鳴っていないと思うし、勿論こんな危険な奴を部屋に招いた記憶なんてミジッンコ並みに無い。
「何処からって…勿論窓からに決まってます。」
呆気からんと言うこの人は法律とかプライバシーとかそう言う言葉はきっと無いんだと思う。
「何当たり前みたいに言ってんの!窓は玄関でも無いんだから勝手に入って来ないでよ。それと、鍵はどうやって開けたんだよ!」
「鍵なんて僕が入る為の妨げになると思ってるんですか?そう思っているなら綱吉君は甘いですよ。僕はいつだって君のためなら鍵の一つや二つ、こじ開けて会いに行きます!」
何時もより饒舌だなぁ〜と、流そうかと思ったツナだが、こじ開けると犯罪的な言葉を発した様な気がして骸を見ればほんのりと頬が染まっており、綱吉はうんざりした顔をして無意識に後ずさる。
気持ち悪い…
と口に出せれば何処まで良かったか。
「顔色悪い様ですが具合悪かったんですか?」
「あはは…今、嫌気と頭痛がするだけで特に悪くないよ。」
「十分悪いじゃ無いですか!ほら、ベッドに横になって休んで下さい。」
あれよあれよと言う間にベッドに寝かせられ、額に骸の手が置かれ熱は無いですねと世話を焼く骸に諦める様に溜め息を吐いた。
「はぁ〜、お前には負けるよ。」
「えっ?結婚してくれるんですか?」
「誰がするか!!」
-END-
何か骸ってサラッとやらかしそうだよなぁ。そしてそれに折れるツナ(笑)
骸は変態なのが丁度良い♪
2010.8.16 完成
2011.3.11 移動
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