好きな人(静→覚醒帝)
最初は臨也に絡まれていたのを横目で見ただけだった
大人しそうなどこにでもいそうな高校生
「し…さん、静雄さん!」
「!竜ヶ峰かどうしたんだ?」
見知った声にハッと我に返った。一瞬身構えたが、相手が目に映れば自然と体から力が抜けた
「いえ、見かけたので声を掛けただけなんで用があった訳じゃ無いんですけど。静雄さん疲れてるんじゃ無いですか?」
声掛けても反抗してくれないしと、ブツブツ呟く竜ヶ峰は心配してくれている事がすぐ分かる。そんな事で嬉しくなる俺はどこまで竜ヶ峰にハマっているのだろう
「聞いていますか?」
「あぁ」
「本当…」
ピリリリと携帯が電話を知らせる。その瞬間、何時もとは違う笑みを竜ヶ峰がしたのを見た
だがそれは一瞬で
「はい、もしもし青葉くんどうだった?」
電話に出ると何時もの顔をしていたが、とても嬉しそうな顔をしていた
「へ〜、それはそっちに任せるよ。僕は向いて無いから。うん、じゃあまたね。」
電話が終わった竜ヶ峰は俺の視線に気が付き、慌てて携帯をポケットに入れるとすいません。と謝った
「いや、電話ぐらい何時でもあるもんだ気にすんな」
「ありがとうございます。静雄さんって優しいですよね。そう言うところ好きですよ」
ニッコリと笑いそんなサラッと好きだと言った
まるでそう言い慣れている様に
「静雄さん。用事が出来たのでじゃあまた」
可愛いバードキスを背伸びして頬にする竜ヶ峰を小悪魔だと思うが、そんな竜ヶ峰を俺は好きなんだ
-END-
初静帝小説でした!サンドだったら書いてたんですけどなかなか二人だけ!て感じのが書けなくってアンケートの見て書いてみようかなぁと思った訳で御座います!
けど青葉が混ざってしまった…しかも帝人が黒い…そこら辺は大目に見てやって下さい;;
アンケートに答え下さった方ありがとうございました!!
2011.1.15 完成
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