ｼｮｰﾄｽﾄｰﾘｰ

超小ネタ(笑)

『ツナツナツナー！手出してっこれあげる』

慌ただしく駆け寄って来たかと思えば、『はいっ』と目の前に拳を突き出すなまえ。

訳が分からないまま素直に手を出せば手の上にポトリと何かが落とされた。

『コンビニ横のガチャで見付けてね、これはもう絶対ツナにあげたいなーって思って回したら一発で当たったの！我ながら良い引き♪♪』

少々興奮気味のなまえから目を己の手の上に移せば………リアルに作られた魚のストラップが横たわっていた。

「…………何コレ」

『ん？【クロマグロ】のストラップだよ♪[ツナ]って[マグロ]でしょ』

「……へぇ？(黒笑)」

『あれぇ…？素敵な笑顔だけど…なんか黒…いよ…？』

「なんでだろーね？(妖黒)」

『じ、じゃあ私これで…』

この後、逃げ出したなまえとの鬼ごっこが繰り広げられたのは言うまでもない。

誰がマグロだ、誰が！

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