3.それぞれの道へ

そんな不幸な私たちもそれぞれの生活を歩み始めることになる。
私は毎日学校に通い、勉強や部活動に打ち込んだ。
お姉ちゃんはお姉ちゃんで家庭教師の先生との日々をお家で過ごした。
私は学校から帰ってくると友達とも遊ばずによくお姉ちゃんに勉強を教えてもらった。
私より早く勉強を始めたお姉ちゃんはとても頭が良くて、いつも私の憧れだった。
お姉ちゃんの真白な髪も真っ赤な瞳もとてもきれいで大好きだった。
色は違うけど顔は同じ。完璧にお揃いになれなくっても一緒にいるだけで私は幸せだった。

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