夏・月曜日





「なぁ、ジロくん」

「なぁに?」

「俺のお願い聞いて欲しいんだけど」

「?どしたの」

「ちょっと服ぬいで」

「は?」

「そんでもって、そこに寝そべって」

「へ?」

「いいから、早くしろい」

「よくわかんねぇけど、シャツぬげばいいの?」

「全部」

「え」

「下も、パンツも、全部」

「な、何で?」

「早く。ネクタイ外してやっから、シャツぬげ」

「あの、丸井くん」

「ぐずぐずすんな」

「いや、えっと、あのね?」

「しょーがねぇな、ほら、両手あげて、ばんざーい」

「ばんざーい……って、ちょっと!」

「脱がしてやる」

「わぁっ、ちょっ、ベルト外さないでよ」

「外さなきゃ脱げねぇだろ」

「だから、何で脱がなきゃなんねーの?」

「親友のお願いだろい」

「いや、お願いは聞いてあげたいけど、これに何か意味が?」

「確かめたいことがある」

「オレの体、何かヘンなとこでも、あるの?」

「ジロくんに何かとかじゃねぇよ。俺の問題だ」

「オレが脱ぐことで、丸井くんの問題がなんとかなるの?」

「ああ」

「全部、脱がなきゃだめ?」

「だめ」

「………わかったC」






「脱いだけど…」

「触っていい?」

「は?」

「じゃ、失礼」

「わっ…!!ちょ、な、丸井く」

「う〜ん」

「なになに、オレ、どっかヘン?」

「変じゃねぇけど……」

「ひゃっ…くすぐったいよ」

「ふむふむ、悪くねぇな」

「ど、どういう意味」

「いや、こっちの問題」

「あ、そう…」

「こっちはどうかな」

「っ…!!」

「あ、感じちゃう?ここ」

「やっ」

「男でも乳首って気持ちイイもんなんだなー」

「何でそんなとこっ…!!」

「いや、ちょっとした確認」

「な、何を確認してんのさ」

「んー……やべぇ、やっぱ楽しいわ」

「は?!」

「イヤならイヤって言えよ」

「ひゃんっ」

「…かわいい」

「んんっ…な、何いって」

「お前やっぱ可愛いわ。うん、アリだな」

「はい?!」

「じゃ、続けます」

「はぁ……って、ま、ま、丸井くん?!」

「あん?」

「ど、ど、どこ、さわって」

「ジロくんのちんこ」

「な、な、な」

「抜いてやる」

「んっ…」

「ほら、力ぬけ」

「やっ…あんっ」

「い〜い声」

「やだ、離してよっ…っ」

「本気で嫌なら、突き飛ばせ」

「!!」

「そうじゃないなら、大人しくして」

「ーっ!」




「…かたくなってきた。気持ちいい?ジロくん」

「ううっ…っ…」

「いいよ、出して」

「やっ」

「ちんこは出したいみてぇだけど」

「な、にいって…っ…あぁん」




「いっぱい出たな」

「…っ…」

「あんま自分でしねぇの?」

「はぁっ、はぁ、っ…し、しない」

「なんで」

「は、はずかしぃもん」

「そっか。かわいいな」

「は…?」

「やっぱ俺、そうなんかなぁ」

「え?」

「なぁ、もっと確認していい?」

「な、な、な」

「ほとんどわかってるんだけど、最後の一押しが」

「ーっていうか、これ、なに?!」

「なにが?」

「な、なんで、オレの、そのっ」

「あぁ、ジロくんのちんこ扱いたかって?」

「〜っ!!」

「顔真っ赤だな」

「ま、まるいくんが、こんなことすっからっ」

「友達と抜きっこくらい、するだろい」

「しねぇし!!ってか丸井くん、そんなことしてんの?!仁王?真田?」

「気持ち悪いこと言うなよ。するわけねーだろ」

「じゃあ、幸村くん?!」

「コワイこと言うんじゃねぇよ」

「だって…」

「自分以外の男のちんこなんて、握って何が楽しいんだ」

「なっ…じゃ、いま、これっ…何だったの?!」

「なー。不思議だよなー」

「何がっ!!」

「ジロくんいじるの、すっげぇ楽しい」

「はい!?」

「なぁ、触られてどうだった?」

「ど、どうって」

「嫌だった?ことはねーわな。気持ちよかっただろ」

「……」

「嫌悪感わいた?」

「…んなことねぇけど」

「じゃあ、どうだった?俺にさわられて、やだ?」

「……はずかしぃ…」

「…いけそーだな」

「へ?」

「なぁ、続きしていい?」

「つ、つづきって」

「俺、わかったかも」

「え」

「いや、確信だな」

「?」






「俺、ジロくんが好きだ」




「え…」



「こういう意味で」


「!!」









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