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ハッ!!
シ「おい!こ、こいつはなんだ??」

『あ、レンです』


白銀の毛並みで2、3人は乗れそうな大きさの喋る狼……

シ「ベポみたいなもんか?」

ペ「いや…違う気がする」

ベ「え?違うの??」

『ベポ喋ったー!!可愛い!』


ベ「喋ってすみません……」


「「「打たれ弱ッ!!」」」


ロ「話が進まねぇ…お前ら喋るな
おい、そこの狼…お前とそこの女は何者だ?」


《主が説明した通りだ
ケガをした私を助けた主に惚れ込んだ馬鹿な神が、能力を授けてこの世界に落としたのだ
私のお守り付きでな》


『そーゆーことなんで
これ外してくれません?』


ロ「つまり……この世界でお前らの居場所は?」

『《ない》』


ローがニヤリとした


クルーは悟った
あぁ…良くないことを考えていると


ロ「なら……ここのクルーにならないか?」


『いいよー』


「「「えええええええええッ!?」」」


ロ「お前は?」

と、レンを見る


《私は主についてゆく》


ロ「決まりだな」


『よろしくー』


ペ「船長!いくらなんでも怪しすぎッ「ペンギンの言いたい事はわかっている。だが」……?」

ロ「ここに落ちてきたのも、なにかの運命じゃねぇのか?(ニヤリ」


ペ「……こうなったら止められないことくらい知っています」

深くため息をつくPENGINという帽子を被った男……


それを他所に

『ペンギンさんとシャチさんであってるかな??
よろしくお願いします(ニコッ』

シ「おお、俺達の事も知ってんのか!よろしくな!」


さっそく仲良くなっていく……


《優威よ…私は呼べば現れる
なにかあったら呼べ》

『わかった!ありがとう』

レンを撫でてみると目を細めて嬉しそうな顔をした


そのままレンは空を翔けて消えてしまった


『(レンって空飛べるんだ…)』

『(あれ…?自分1人じゃね…?ぼっち……)』


男ばかりの船の上で女が1人……

優威の顔が真っ青になっていくのであった







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