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ロ「……酒、強いのか?」
『え?まぁ…それなりに。』
ロ「そうか。」
なんてどーでもいいような会話をしながら酒を飲んでいる2人
なんとなく微笑ましい
……その周りに転がってる樽の量を見なければ←
そんなこんなでクルーのほとんどが潰れたところでお開きになった
部屋に戻って寝ていいと言われたが、甲板はあのままでいいのだろうか……あ、いいのね。
『あ。』
ロ「あ?」
『寝る前にお風呂入りたいんですが』
ロ「あぁ……ついて来い」
忘れてたとでもいうような言い草
実際忘れてたしね←
そうして連れてこられたのが
『ん?船長室?』
ロ「ここのを使え」
『いいんですか?』
ロ「クルーとの共同より、ここの方がいいだろ」
『ありがたく使わせて頂きますね』
一度部屋に戻って(隣だけど)風呂道具と着替えを持って船長室に付いてる風呂へ行く
そこは案外広々としたお風呂で
『(さすが船長……)』
そう思いながらお風呂を堪能して
本を読んでいたローにお礼を言って部屋に戻ろうかと船長室のドアノブに手をかけた
長い1日がおわった
そう思ったのがダメだったのかもしれない
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