なぜ君はいつもそんなに
優しくしてくれるんだろう。




「休んでた時のノート」

「え?」

「写させてあげてもいいよ」



初めて話したのはこれ。
それからまさか、君に恋するなんて思わなかった。



「征くん、かーえーろ!」

「待ちなよ、危ないから」

「歩いてるだけだよ!?」

「それでも 名前は危ないだろう?」

「な、なにそれ!?」

「心配だってことだよ」



少し声を低くしてそう囁くから
また心を奪われる。
大好きなんだって伝えても伝えきれないくらい
赤司征十郎という存在が大好きな私は
おかしいんですか?


そう言ったら、くすくすと笑う君の姿が
目の前に広がるんだろうね。




幸せの色



(僕のことが好きなのはわかってるからさ)
(な、なに急に!?)
(隠さなくていいんだけどね)

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