「高尾ちゃん、おはよー」

「あ!苗字ちゃん!...あれ?」

「ん?」

「真ちゃんは?」

「緑間くんはわからないよー」



今日も、教室に入れば俺の愛しの苗字ちゃん!!
真ちゃんと一緒で帝光中らしく、バスケ部のマネをしている。


「一緒に来てねーの?」

「うん...何か、緑間くんは冷たいからね」

「そうかもな」

少し切なそうに言う苗字ちゃんはすげぇかわいい!!
あーあ、それが俺に向けた顔だったらいいのに...


中学の時から苗字ちゃんは真ちゃんのこと好きだったらしい。
それを知ってしまった以上、協力しないわけにもいかない!


「私、中学の時から緑間くんとはギクシャクしてたんだ...」

「そうなんだ...まあ、気にすることないんじゃね?」

「そうかな?」

「苗字ちゃん、真ちゃんの前では大人しいからさ、真ちゃんも話しかけづらいのかもよ?」

「それはそうかもっ!ありがと、高尾ちゃん」

「気にすんな!俺にはいつでも頼って?」

「もう、高尾ちゃん優しいから好きだよー!」



ああ、恋愛感情のない好きはいらねーんだよ。




君の幸せな顔


(いろんな表情、仕草を見れるだけで俺は幸せ)




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