第九話
ラリーを始めてから1ヶ月ほどすぎた頃、
試合をすると言われた。
話を聞く限りはレギュラーを決めるランキング戦の様なものらしい。
2,3年と1年の経験者で行うと言っていた。
もちろん俺も参加するが、白石に一氏、金色も参加するらしい。
っていうか、皆経験者だったんだな。知らなかった。
そういえば、まだ一氏と金色はラブルスをしてないようだ。
まあ、1年生だしね、仕方ないといえば仕方ないな。
取り合えず、今の自分の実力を確かめるにはもってこいだな。
「なあ、忍足くんって今度の試合出るやろ?」
「ん?ああ白石くんか…、せやなあそのつもりやけど」
「やったら、部活後に残って練習せえへん?」
この頃からもうすでに白石は努力家だったんだな…。
べつにやることもないし、良いかな。
「ええよ!何時からやるん?」
「なら今日からやらん?善は急げって言うやん!」
おおうまじか、今日からですか。
「よっしゃ!ほな頑張ろか。」
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