第六話

入学式から数日たち、部活動もそろそろ本入部の時になった。


何だかんだ言って正直二度目の中学校生活だから、
と楽な気持ちで入学して数日。


正直に言おう。
俺は四天宝寺の事を少し舐めて居たかもしれない。


俺が前世で通っていた学校はいたって普通な私立校だった。
どちらかと言うと氷帝の様な感じだ。



だが四天宝寺はどうだろうか?


普通の学校に、
お笑いの時間と題して毎週お笑いの講座が開かれたり、
上手いツッコミのしかたを体育の時間に習ったり、
全校集会の校長のギャグにずっこけたりしなければいけない学校が有るだろうか?



無いだろう、普通……。



そうだ、大体四天宝寺に普通を求めた俺が馬鹿だったんだ。
っと言うより、この世界自体が普通ではないのだ。





「……鬱病にならんように気つけよ。」



「なんか言うたか謙也?」


「何でもあらへんよ。」








……………………………

あとがき

久しぶりに少しギャグチックにしてみました。


ちなみに四天の授業の話はオリジナルです。
ただの妄想とも言う。





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