きんいろとみやび


歌仙「金玉、金玉と連呼して僕の主は全く雅じゃないね」
「雅と邪って漢字似てるから許してよ」
歌仙「なっ、どこが似てるって言うんだい?!」
「ほら左側の…あれ? これって何へんって言うんだろう?」
歌仙「それはねふるとりといって左側ではなく右側の……」
「別に雅のことはどうでもいいから早く金玉作ってよ。できればいっぱいね」
歌仙「雅がどうでもいいだって?! 僕の主と言えどそれは聞き捨てならないな」
「自分で金玉作るの得意だって言ってたじゃん!早く作ってよ!」
歌仙「主は本当にせっかちだね。いいかい? 忙しい時だからこそもっと心にゆとりをもってだねって聴いてる?」
「私は文系じゃないからそんな難しいこと言われてもわからないよ。お願いだから歌仙! 早く金玉頂戴! 金玉作ってくれないと畑仕事1週間だからね!」
歌仙「はぁ……わかったよ。どうして雅のみの字もわからない君が僕の主なんだろうねっ! ……はい」
「わぁー歌仙すごーい! もっとちょうだい!」

その後
にっかり「さっき歌仙がね主からおねだりされていたのを耳にしてしまったよ」
長谷部「なんだと……」
にっかり「主はとても喜んでいたさ。この分だと主は歌仙の虜になってしまうかもしれないね」
長谷部「……歌仙を探してくる」
にっかり「おやおや彼は相変らず足が速いね。刀装作りのことだとわかっているのかな」

2016-01-05

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