出会い [ 4/9 ]


仮面友人に連れまわされやっと開放された放課後。


「疲れた…、なんかいい漫画とかないいかな」

私は鬱陶しい『一応』友達の優歌に振り回され気分転換に本屋に寄っていた。

「ん?」

私は一冊の漫画が気になり手にとってみる。

「めだかボックス?」

それは、生徒会長のめだかとそれに振り回せれる善吉やさまざまなキャラの話。

とくに

「世界は平凡か…か」

一つ一つのめだかの台詞に引き込まれていた。

「ああ…平凡だね。未来は退屈だね…」

いつのまにか私は「めだかボックス」を購入していた。

「あー、またやっちゃた。衝動買い、まあいいか」

一つ一つ私と反対の生き方のめだかに惹かれていた。


もし


トリップ出来るなら


めだかに会いたいと思った


ああ、これが私と「めだかボックス」の出会いだった。





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