不知火とオチ [ 3/9 ]

この話は私が不知火ちゃん(悪魔)と出会う少し前の話。



―廊下


「ちっ、善吉ばれたし。うぜー」

毒を吐きながら歩く名前。
因みに廊下に誰もいないか抜かりなく確認済みである。


「あれてるねぇー」

ぴょこ、っと後ろから顔を出したのはもぐもぐとオヤツを食べてる不知火 半袖。
私がもっとも苦手なキャラだ。

「えっと…、もしかして今の…。聞いてた?」

「うんー♪」

「まじすか・・・」

がくっとうな垂れる名前。
漫画でも言うようにこんな怪物キャラにばれてしまったら終わりである。


「あひゃひゃひゃ、面白いねアンタ。ばれたくないならー♪」


ーーーーー
ーーー
ーー


『オチ』と言う物はなぜこう想像どうりなのだろう。
そう頭を悩ませる名前。

「ねえ…、もういい?」

「だめー」

ただ今食堂で不知火に食事を奢っている名前。
大食いの不知火は遠慮せず……。


神の金だと言っても節約好きな憂希、この出費は痛い。

「………最悪だ」


家に帰るは帰るで家には神がいて、ちゃかされるのはもう少し後の話です。




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