んなこと言われても11


▼体育祭2



という訳で午後の部。

北島の100Mハードルと宮沢の800M走を応援してついに障害物リレーの番になった。
ちなみに北島は応援したらウインクして来た。
うざい。
宮沢は応援したらスピードが上がった。
ただの偶然だろうけど、もしオレの応援で頑張れたんならオレ達の友情ハンパないな。
友情パワーとかいいね青春だね。

そんな二人に続けて一位になれたらいいなと思いながら集合場所に行くと、何故かそこには生徒会。
何でだ。

「今回の障害物リレーでは皆さんに女装をして頂きます。スタートしてすぐに紙がありますから好きなものを引いて下さい」

おもむろに説明を始めた副会長。
別に自分たちが走る訳じゃなくて単なる説明係らしい。

「体育祭に更なるエンターテイメント性をと思い取り入れて見ました。いいですか、決してあなたの女装姿や羞恥に染まる顔が見たいなどという事ではなく、わざわざ見に来て下さった来賓の方の」

要約すると観客を楽しませるための余興だって事だった。
確かに笑いは生まれるだろうけど、オレを見ながら延々と説いて来るのは止めて欲しい。
なんか面倒くさいから。

「その先に丸太を渡してある。上を歩くんじゃなく跨って進め。騎乗位っぽく」

今なんて言った書記。
お前ほんとろくな事いわないな。

「その後はねぇ、20Mの足場にローションが流し込まれてるから気を付けて進んでねー。もちろん滑って全身ドロドロになってくれていいからぁー」

オレの顔をヘラヘラ見ながら言う会計。
そんなに無様なオレが楽しみなのかお前さては性格悪いな。

「最後はお立ち台で愛の告白をしてもらう。好きな奴はいないなんてツマンネェ答えは認めねぇ」

それは果たして障害なのか会長。
ドヤ顔うざいな。

しかし全体的に若干エロス。
男子校だから許されるんだろうね。
みんな色々溜まってるんだね。


[*前] | [次#]


×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -