美女と見せかけた野獣


ある所にそれはもうイケメンな魔法使いがおりました。
その魔法使いはゲイのヤリチンという、なんとも残念なイケメンでした。

「そこの貴方、少々その穴を使わせて頂けませんか?」
「アア?えっ、ちょっ、アーッ!」

彼は好みと見るや誰にでも手を出すアレな人でしたが、なにせ絶世の美男でテクニシャンだったのでまぁ人生だいたい彼の思い通りになっておりました。

「ぁひッまた奥ッグチュグチュっあっはぁぁぁぁッ!」
「っハァッ、ふふ、お陰ですっきりしました。ありがとうございます」
「ぁふ、またのご利用お待ちひてまひゅぅぅ…」

そんな彼が目を付けたのはお城に住む王子さま。
三白眼で黒髪の、ごく普通の容姿をした青年です。
魔法使いは広場で国民を前にスピーチする彼を見て、あ、今すごい公開レイプしたい。と思い立ったのです。
魔法使いはゲイという以外にも少々特殊な性癖を持っていました。

しかし如何にアレな魔法使いといえど、王子さまを公開プレイしたら首チョンパだろうなという位の常識はありましたので、後日キチンとお城にお願いにあがりました。

「はじめまして王子さま。貴方のその平凡なお顔が私のペニスでどれほど乱れて下さるのかとても興味があるので、ぜひ一発お相手願いたいのですが。出来れば公開プレイを希望致します」
「お前は頭がおかしいのか?」
「…ああ、仕方ありませんね、性癖はそれぞれですから。残念ですが公開プレイは諦めます」
「アホかプレイ以前に男な時点で論外だボケェ」

断腸の思いで譲歩した魔法使いでしたが、王子さまは生粋の女の子好きだったので、いかにイケメンといえど魔法使いになびくことはありませんでした。

「おや王子さま。人間が性別に捕らわれてはなりませんよ。人は動物と違って同性にアヘアヘ言う心があるのですから」
「お前のそれは心じゃなくて一から十までただの肉欲だろマジ全国の同性愛者に謝れや。しかも人間だって大多数は異性愛者じゃボケェ」

自分の考えに凝り固まった王子さま。
そんな王子さまを見かねて、魔法使いは彼にある魔法をかけました。

「ふふ、異性しか愛せない貴方にはその姿がお似合いです。どうぞその辺りの動物たちとなかよく…」

なんと王子さまは、フサフサの毛と耳と尻尾の生えた野獣の姿にされてしまったのです。例えるならジュマ○ジの男の子が猿になった時のような半獣っぷりです。私は常々あれマジ可愛いと思っております。
そしてそれは、魔法使いの性癖にも思いの外マッチしたようで。

「あれこれアレですね。私グッショブですね」

あの可愛らしい尻尾の下にある穴に私のペニスをバックでしこたまハメてハメてハメまくって種付けして掻き回して耳噛んで締め付ける穴に奥までドリルしてアヘアヘ言わせるとか最高ですね。

「ひ…っ!」

ジリジリとにじり寄る魔法使いに、野獣はえもいわれぬ恐怖を感じました。

「獣姦って…イイ響きですよね…」
「ウォォォ皆の者であえ!であえぇぇぇ!」

舌なめずりをする魔法使いに身の危険を感じた野獣は、あまりの恐怖にその辺のものに躓きながらも、家来を盾になんとか魔法使いを追い出しお城に引きこもりました。
その時の野獣の怯え逃げ惑う様に、家臣の何人かがハートを射抜かれたとかいないとか。

そして追い出された魔法使いは、腹いせに門番や看守などの、ガタイのいいマッチョを散々バックで犯しまくりました。

「あぁ…なんて切ないのでしょう。あんなに美味そうなご馳走を目の前にしてオアズケだなんて…」

ズボズボズボズボゴリゴリゴリゴリ

「あっあっあっひ…っ」
「あぁ…………ブチ犯したい…」

ガツガツガツガツパァアン!ッパァアン!ドプッドブププッブジュゥゥゥッ!

「あへァァァアッ!」

魔法使いの低い呟きと力強いドチュドチュペニスにマッチョな看守がアヘアヘしていた頃、野獣はひたすら悲しみに暮れておりました。

「うっうっ、私はもう一生女の子を抱けないんだ…」

王子という立場ではありますが、元より平凡顔の三白眼。口も悪く、ちょっと怖そうな印象から、舞踏会でお姫さま達に目を反らされることもしばしば。
その上、今はこんな野獣の姿。一体どこの親が、大事な娘を嫁にくれると言うのでしょう。

「王子さま、お気を確かに。あの魔法使い曰わく、王子さまが同性愛に目覚めればこの魔法は解けるのです」
「…終わった…一生童貞決まった…」
「諦めるのはお早いですよ王子さま。何でしたらわたくしが手を取り足を割り開いてご指導を…」
「お前…冗談とか言えたんだな…」

片メガネの家庭教師が野獣の腰を抱きここぞとばかり迫ります。
他にも、マッチョな料理長、使用人のワンコ少年、叔父の大臣やその息子など、様々な男性が野獣を元に戻すべくアプローチしましたが、残念ながら彼は同性愛に見向きもしませんでした。

「お前ら、気を使わせて悪かったな。でも私は男と恋に落ちる事はないと思う。もし…こんな私でもいいと言ってくれる女性が現れなければ、世継ぎは大臣の息子に…」
「いえ私は逆に王子でなければ勃ちませんが」
「あぁ…、悪いが今その手の冗談では笑えないんだ」

そんな時でした。お城にそれはそれは美しい絶世の美女が現れたのは。

「王子!女性がっ美女が来ました…!」

その報告に、玉座の間にいた何人かが盛大な舌打ちを致しました。

何でもその美女は、城に実った美味しそうな看守を食べた罪で牢に入れられた病弱な父に代わり、この城の地下牢に捕らえられたとか。

「え、城に実った看守とは…」
「はっ!看守がそう申しておりました!」
「えっ、食われた看守が?」
「はっ!看守がそう申しておりました!」
「病弱な父親が、食べたのか?」
「はっ!看守がそう申しておりました!」
「…まぁ、何にせよそんなよく分からん理由で女性を牢には閉じ込めておけまい。私が行こう」

そう申し出た野獣には、もちろんその女性とお近づきになってあわよくば、あわよくば…!という下心が満載でした。
そしてそんな野獣に着いていった家臣たちには、美女に怯えられて悲しみに暮れる野獣に漬け込んであわよくば、あわよくば…!という下心が満載でした。

しかし、美女を目の当たりにした野獣は、コンマ1秒でその下心が儚い夢と悟りました。
逆に家臣たちは慰めに入るのを今か今かと待ち構えます。
牢から出てきたその美女が、予想以上の、まさに絶世の美女だったからです。

こんな美女が平凡の、しかも野獣になびくわけがない。
野獣が惨めに俯き、家臣たちがその肩に手を伸ばした時でした。

「どうなさったのですか?顔をお上げになって?」

美女の白魚のような指が、野獣の頬を取りソッと上を向かせたのです。
長い睫の下の澄んだ瞳が、野獣の顔を映しています。

「あっ、貴女は…この姿が恐ろしくはないのですか」
「恐ろしいだなんて…私にはとても純粋で…魅力的に映りますわ…」

ウットリと見つめ合う二人に、家臣たちはギリギリと歯軋りをしながら、彼らを王室へと送るのでした。

しかし世の中そんなに上手く行くはずが無いのだと、野獣は揺さぶられ霞がかった頭で思います。
よくよく考えてみれば、病弱な父親がマッチョな看守を食べるなんてありえませんし、野獣の姿を見て怯えない女性も居るわけはないのです。

王子さまのプライベートルームに着くやいなや、野獣をソファーに押し倒した絶世の美女。
そして発した不穏な台詞は、先ほどのおしとやかなソプラノではなく、色気のあるテノールで。

「あっは、やっと二人っきりになれましたね王子さま?」

その声には聞き覚えがありました。





「あぁ、やはり童貞処女でしたね。本当に純粋で魅力的…」

絶世の美女もとい絶世の美男のイケメン魔法使いは、野獣を瞬く間に全裸に剥いてバックでハメ倒しながら、その毛並みを堪能してたいそう興奮していました。

「うふふ、貴方がさんざん嫌がってた男のペニスですよ?どうですか?ねぇ?獣アナルに私のペニスが、ふふっぁはっ」

ズポズポズポズポゴリュッグリュッ

「ッァ、ふ、へんた、ぃぃっ」

野獣の肩口に顔を埋めて毛をはみ、フサフサな背中、わき腹、お腹側の生え際の毛の薄い部分、全体を舐めるように撫で回しながら、ドレス姿でペニスをドチュドチュと打ちつける魔法使い。
野獣は毛足の長い絨毯にうずくまり頬を預け、噛み締めた唇の端からダラダラとよだれを垂らしていました。

「おやダメですよ王子さま、唇を噛んでは。ほら、お耳は素直に気持ちいいってピクピク主張して、ッ!」

ドプッブシュッビュルルッ!ドプッドプ…ッ!

「ひぁ…っ!ぁ…ッ!ぁ…ッ!」

魔法使いが野獣の耳を引っ掻くと、野獣の身体がビクビクと痙攣し、毛が逆立ち、尻尾はビィンと伸び上がり、そしてお尻の穴は中のモノを搾り取るようにギュンギュンとうねり、魔法使いはゾクゾクと身体を震わせたまらず野獣に種付けしました。

「ぁはっ、男のペニスで種付け、されてしまいましたね王子さま?」

ずろぉ…ぬっちぬっち、グポポ…ブチュンッ!

「ひぁ…ぁ…かき混ぜな、ぁっぁっぁっぁっ」

野獣の三白眼はもはや焦点も定まらず、魔法使いのグリングリンうねる腰に合わせて涙やよだれや先走りや、果てはペニスに掻き出された種付け精液まで絨毯に垂れ流しておりました。

「うふふ、たった一発でこんなにだらしなくなって…いやらしい身体ですね王子さま?」

ぬろぉ…ぬちっぐちっ…ぬっぽんぬっぽんヌッチャヌッチャぐりゅんっぐちっぬちっバチュッブチュッパンパンパンパンッ

「あぁ…ん…ゃぁぁ…はぅぅんっあっあっあっあっ」

中出しでどこもかしこも緩み切った野獣の身体。
魔法使いは密着した身体をさらにググッと押し付け、奥の奥までペニスでこじ開けます。

ずにゅぅぅぅ…っ

「あはぁぁぁ…っ!」

それに反応し、まるで美味しいとでも言うようによだれを溢れさせる野獣。魔法使いはその獣耳に、薄い唇を寄せました。

「でもまだまだ…」

そうして野獣の獣耳にかじりついたのです。

「これからですよ王子さま」

ガリッ

「んやぁぁ…ッ!」

それからの魔法使いの交尾はもう、正に野獣のような有り様でした。
耳を噛まれて中を締め付ける野獣。
そのギュンギュンな穴に笑いながらペニスをドリルする魔法使い。
逆立つ尻尾をドリルと逆にパンパン引けば舌を出して痙攣するアヘアヘ野獣。
ドリルする度に泡立つ精液。ところてんする童貞ペニス。

「ぁはっ、最高ですよ王子さまっ、はっ、ぁはっ、獣アナで交尾っ種付け交尾っふふっあははっ」

ドチュブチュゴプゴプブシュッブチュンッ

「ひっもっムリっぁはっドチュドチュペニスっ奥っ奥っ」
「あっは、どこへ行こうというのです?」

ビィンッグリュゥウッ!

「あへぁぁぁしょこしょこぉぉぉ…ッ!」

ぐしゃぐしゃに泣きながら何度も魔法使いの下を逃れようとする野獣。
そのたび魔法使いにグイと尻尾を引かれ同時に奥までドリルされる様はもはや調教といった感じです。

ぐっぽぐっぽ、ずろぉぉ…ッパァアン!ッパァアン!

「んはぁぁ奥れしぇいえき弾けてぅううっ」

「うふふ、これで王子さまも同性愛の素晴らしさに目覚めた事でしょう、ねっ」

ズッパァアン!ドプドプブシャァアアッ!

「ひぃぃん雄ペニスひもちぃぃーっ」

こうして魔法使いに調教された野獣は、不本意にも男同士のセックスに目覚めてしまいました。

しかし目覚めたのはセックスだけで愛ではないので、野獣は生涯、王子さまに戻ることは出来ませんでした。


おしまい


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