白雪姫2
ある所に白雪姫というとても美しい人がおりました。
「あーもうマジたまんねー寝顔だけで万回シこれる」
対してお妃さまは取り立てて美点のない平凡な容姿をしておりましたが、白雪姫は「平凡」が性癖でしたので一目でお妃さまに恋をしました。
ビュルっドピュドピュッ
「はは、顔射の破壊力はんぱねーな」
お妃さまへの性欲を抑えきれない白雪姫。
お妃さまが嫁いできたその日から夜這いを仕掛けない日はありません。
「ン…?なにこ…れ…」
「おはようございます爽やかな朝ですねお妃さま」
「は?! なんでここに…?!」
「えー愛の力で?」
お妃さまが驚くのも無理はありません。
先日の白雪姫暗殺未遂からこっち、以前にも増してセクハラが過激になったため二度目の暗殺計画を実行したばかりなのです。
しかも今回は七人もの屈強な兵士を差し向けたのだから、いくら白雪姫が抵抗しようと敵うはずもない、お妃さまは高を括っておりました。
しかし残念ながら、七人の兵士はみな白雪姫の溢れる美貌とドSオーラに当てられ、献身的に白雪姫のお世話をするドMの召し使いとなってしまっていたのです。
そうとは知らないお妃さま。
白雪姫を叩き出し、真実の鏡にその顛末を映し出します。
『あぁっ興味も嫌悪もないその目!無視されている!目の前でケツ穴広げて誘っているのに無視されて…アッ、イくッイくぅ…ッ!』
『あぁ、白雪姫!ここには風呂もございません。どうぞ私めにそのおみ足を舐めさせて…あっそんな、こんな人前で足蹴になんて…っご褒美が、ご褒美が過ぎます白雪姫…!』
「………」
やはり自ら手を下すしかない。
阿鼻叫喚の地獄絵図を目の当たりにし、お妃さまは決意を新たにいたしました。
お妃さまは城の蔵書から毒の作り方を書いた本を探す事にしました。
しかし探せど探せど一向に見つかりません。
そりゃそんな物騒な本ないかと諦め、最後にダメ元で警備の兵士に聞いた所、ありますと一冊の本を出されました。
それはひと口食べたら必ず喉に詰まって窒息するという毒リンゴの本でした。
果たしてそれは毒なのか?
お妃さまはツッコミましたが、事故死にみせかけられるならむしろ好都合、とその毒リンゴを作ることにいたしました。
お妃さまが図書室を出ていくのを見届けて、兵士は城を抜け森へ入り、白雪姫の前で片膝をつきました。
兵士は白雪姫のドM奴隷の一人だったのです。
「白雪姫のお望み通り、お妃さまに毒リンゴに偽装した媚薬リンゴの作り方をお渡ししました!」
「あっそ。そっか。ふーん」
「さぁ存分にご褒美を…!さあ…!」
自分に使われる媚薬をせっせと作っているお妃さまを想像してご機嫌な白雪姫。
「あぁ…!そんな、はぁっこちらを見向きもせずに…!アッアッアッイくッ白雪姫のッご褒美足コキでッイくッイくッイくゥゥ…ッ!」
鼻歌まじりにチンコをグリグリと足蹴にされ、ドM兵士は絶頂痙攣したそうです。
そして今、森の中の掘っ立て小屋で、ローブを目深に被ったお妃さまが、毒リンゴならぬ媚薬リンゴを白雪姫に差し出しております。
「顔だけは美しいお兄さん。甘くて美味しいリンゴはいかが?」
「くれるの?オレに?どうして?」
「えっ、ど、どう…?ええー…お兄さんが綺麗だからサービスで…」
しどろもどろなお妃さまにドS心がムラムラする白雪姫。
「嬉しいな。でも父に、知らない人から貰った物を口にしてはいけないと言われていてね」
「チッあのジジイ余計な事を…」
常人では聞き逃してしまう程の小さな声。しかしハイスペックな白雪姫には筒抜けで、思わず吹き出しそうになりました。
「ですが本当に色めかしくて美味しそうですね。そうだ、先に貴方がひと齧ってください。そうしたら私も食べましょう」
「へぇっ?!」
白雪姫の提案に、悲鳴のような声をあげるお妃さま。
白雪姫には食べさせたい、けれど食べたら喉に詰まって窒息してしまう。
「あ、あの、舐めるだけなら…」
「………」
お妃さまが辿り着いた答えに、白雪姫は笑顔のまま(何その性的な発言犯されたいの?)と思いました。
しかし声には出しません。キラキラと輝く笑顔でどうぞ、と促します。
お妃さまの大きくも小さくもないお口から、特別赤くもない舌が恐る恐る伸びてぺろ、とリンゴを舐めました。
はい終わりさぁ食うがいい!とお妃さまが差し出す前に、白雪姫が催促をします。
「もっと美味しそうに」
「え」
戸惑うお妃さまですが、ここで止めては白雪姫にリンゴを食べさせられません。
仕方なく舌を伸ばしてリンゴをもう一舐めします。さっきよりもヌロリと。
「もっとしゃぶりついて」
「は、ふ…」
お妃さまの大きくも小さくもないお口から、特別赤くもない、けれど唾液でとろとろと光る舌が覗きます。
「ン…っ」
リンゴの表面を舌でなぜて、赤いそれをテラテラと濡らしてジュッと吸い付いて大きなそれをアムアムと唇で食んで。
「は、ぁ…ん…」
トロンとした真っ赤なお顔で足をもじもじさせながらレロレロちゅぱちゅぱリンゴを舐め回すお妃さま。
リンゴの媚薬成分がお妃さまの身体を火照らせているのです。
「はぁ…ぁン…ン…ちゅっ」
艶やかな側面から上にそそり立つ茎の先まで舌を這わせ、先端を口に含み舌を絡ませて果実の窪みをくるくると舌先で愛撫して。
窪みに溢れるお妃さまの唾液がツツ、といやらしく垂れて、それをお妃さまがぁンと悩ましげなお声と共にべろりと舐め取ってチュゥっとキスをして。
目の前で繰り広げられる性的過ぎる営みに、白雪姫は興奮と苛立ちを覚えリンゴを奪い取りました。
「ぁ…っ」
リンゴを取られて切なげな声を出すお妃さま。
それに一層苛立ち、お妃さまに見せ付けるように愛しのリンゴを噛み砕くと、ただでさえギンギンだった白雪姫の性器が腹まで反り返りました。
「…はっ、いや、や、やった…のか…?!」
媚薬により反応が遅れたお妃さま。
これで白雪姫を亡きものにできると浮かれたそこへ白雪姫の熱い接吻が飛び込んでまいりました。
「ン?! んんんーッ!」
「っは、ほーら美味しいから食べようね」
口移しした媚薬リンゴを吐き出されないようお口を塞ぐ白雪姫。
リンゴが毒だと思っているお妃さまは必死に抵抗しましたが、口の中にあるだけでも媚薬の効果はてきめんです。
「どうしたのかなー?おめめもここもトロトロだよお妃さま」
「んッ!ンンン〜ッ!」
「あれ?こっちもヒクヒクしてるね?」
「ンンっんんん〜ッ!」
ドロドロの性器をしごかれ絶頂させられる頃には、触れられるだけでお尻が疼くいやらしい身体になっていました。
しかし流石はお妃さま。
どんなに身体が疼いていても、お尻にちんぽをちゅっとされて目がハートになっていても、口だけは可愛くないままでした。
「ほらお妃さま、ナニが欲しいのかなー?」
「ひっあっ誰が、はっはっやめ、まじ、覚えてろこの…っあっあっあっあぁァンっ」
「あーほんと、可愛くなくて可愛いまじ好み好きすぎる」
それが白雪姫にドストライクだという事をお妃さまは知りません。
「ひ、は、も、むり、しね、しぬ、ァっ〜ッ!」
「っは、お妃さま?あーヤり過ぎた…まぁいいやここ寝心地悪いし城帰ろ」
「そんな!白雪姫お待ち下さい!」
「貴方が帰ってしまったら我々は…!」
「はぁ?何お前ら今の見てたの?しねよ」
「ァっそんな蔑んだ目で見られたら…!」
「イくゥゥゥッ!」
こうしてお城に帰った白雪姫とお妃さま。
「く…ッ!結局振り出しに戻った、だと…!」
「振り出しじゃあないんじゃない?」
「ひゃっァあ…ッ?!」
あの日気絶するまで白雪姫に愛撫されちんぽで揺さぶられ続けたお妃さまは、媚薬がなくても触れられるだけで疼くいやらしい身体になっていました。
「…いや、いやいや、今のなし。オレ別に変な声とか出してなぁぁン…ッちょっ、やめ、はぅ、このっ、シネぁっそこ、ひぁア…ッぁっイくっやだやだイくからシネばかぁ…ッ」
「うん分かったベッド行こうか」
こうしてお妃さまは毎夜白雪姫の上でぴょんぴょん跳ねさせられましたとさ。
おわり
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