痒くないけん!2nd


「井上ー、終わったぞー」
「うーんありがとぉー」

パソコンの配線を終えてリビングに戻ると、クローゼットからガサゴソと音がする。
学生寮の一人部屋にウォークインクローゼットってどういう事だ。

「まだ荷物あったよな?持ってくるか?」
「うーん?いいよぉ、あとは追々自分で運ぶから。うしおちゃん疲れたっしょ?ちょっと休んでてー」

クローゼットを覗いて問えば、ダンボールを漁りながらヘラリと笑みを向けてくるチャラ男。
今はそのイケてらっしゃる顔を見ても、イケメン滅べ位しか思わない。素晴らしい。

しかしもう用済みならここで休むより自室に戻りたいんだけども。
とはいえ特別棟の一人部屋なんてもう二度と訪れる事もないだろうし、ちょっと堪能しておくか。

生徒会役員の部屋は、オレたち普通の学生寮とは間取りも備え付けられた家具もまるで違う。
リビングのソファーとかデカくてフカフカで余裕で寝れるわ羨ましい。

だがしかし!
同室のチャラ男がいなくなった今、オレも事実上の一人部屋だ。
と言うことはだ。
その、例のあの体質が出てきた時も、チャラ男がいなければ部屋に籠もれる。
と言うことは醜態を晒す事もない。
素晴らしい。
例えオレの部屋のベッドがこのソファーより寝心地悪くても、悪くても、やっぱちょっと羨ましいけど。
あの症状が出た時に部屋にイケメンがいるという事はオレにとって死活問題だった訳で。
それに比べたらこんなソファーの一つや二つ。

「んー…」

とはいえ、肉体労働の後のこのソファーは何とも…。
クローゼットから聞こえてくる作業の音も、窓から差し込む微睡むような夕日も、何とも…何とも…。




ずぅーっと渋ってた生徒会役員専用の一人部屋に遂に越してきたチャラ男でぇす。
なんで渋ってたって?
だって面倒くさいしぃー牛尾にイタズラ出来ないしぃー。
でもねー、全然出て行かないオレに当の牛尾がキレちゃってぇ。

「うしおちゃんどーしたのぉ?」
「んぁァ…ッなんでもないけ、声っやめぇ…ッ」
「んん…?ドア越しじゃよく聞こえないなぁー。オレに、どうして欲しいの…牛尾?」
「はぅ、はふ、んっンっおま、おまえマジで出てけやぁ…っァ…ッァ…ッ!」

自室に籠もってバリケード張って、そこまでしてるのに壁越しのオレの声に感じちゃって、あの時たぶんアナニーしてたんだろうなぁ。
あは、牛尾マジど淫乱。
で、その次の朝、つまり今朝、正気に戻っちゃった牛尾に改めて部屋を追い出された訳だけど。

「うしおちゃんお待たせー。夕飯どーしよっか…」

あらかた作業を終えてリビングに戻ると、牛尾ってばソファーでピヨピヨ。

「…うしおちゃーん?」
「ンン…」

ペタペタ近づいて、ほっぺたツンツンしても身を捩るだけ。

「……うーしーお、ねぇってば」
「ぅん…」

ソファーに乗り上げて耳元で囁いても身じろぐだけ。
ぁは、これはあれだよね。

「また犯しちゃうよ…?」
「ぁんン…」

まな板の上の鯉ってやつだよねぇ。

「はぁいうしおちゃん、お薬のお時間でぇーす」
「やぁァァン…ッ」

牛尾のパンツをズルッと剥いて、尻ポケットに常に忍ばせてる軟膏を指につけて、お尻の奥まで塗りたくる。
したらビチビチ腰を跳ねさせるど淫乱。

「んぁ…っぁっぁっはっはふ、痒いけぇ…ッ」
「んふ、痒いねー痒いとこいっぱいグリグリしよーねー」

ズボズボズボボボグリュリュリュゥゥッ!

「んぁァァしょこ、しょこ痒いけもっとぉぉ…ッ」

指三本でガンガンに抜き差しすると、太もも痙攣させながら腰振って、しかもそれだけじゃ飽きたらずオレの指の隙間から自分の指も挿入して。

「ひぅ、もっともっとぉぉ…っ…もっと太いの欲しいけ、太くて硬いのぉ…ッ」
「ッ、ぁは…っ」

五本も指咥えちゃってまだ足りないなんて、牛尾ってばほんとエロエロ。
おかげでオレのお注射ガチ臨戦態勢。
片手でベルト外すのもじれったくて指を引き抜いて、したら牛尾から「やぁ…」なぁんて切ない声が聞こえて来て、即行で取り出したモノを吸い尽くケツマンに押し当てて。

「はっ、んじゃあうしおちゃんお待ちかねのぉ、お注射のお時間でぇーす…ッ」

ヌ…ッチュゥゥゥゥ…ッ

「んぁぁぁぁ゙…ッ」

すでにグチョグチョな中に押し入っていくと、のけぞって指を咥えてヨダレ垂らして。
奥まで行っても、まだ押し込めようとオレの腰に足をギュウギュウ絡める牛尾。
寝ててコレって、ほんとどんだけど淫乱なのうしおちゃん。

「はっ、はっ、おねが、頼むけ、突いてぇ?痒いとこ、めちゃめちゃにひてぇ…っ」
「ぁは、言われなくても…ッ」

牛尾につけた軟膏で、オレのお注射も痒くなってるしぃ。

「お薬いーっぱいあげよぉねぇ…ッ!」

ズチュッドチュッブチュブチュバチュバチュガツガツガツガツ!

「ぁぁぁン気持ちェエけっぁンぁンぁンぁンもっと掻いてぇぇ…ッ」
「はっ、うしおちゃんマジっど淫乱…ッ!」

ズッポンズッポンブチュチュッドプッビュルルルルッ!

「ぁっはァァァ…ッ!」

オレのお薬でビックンビックン痙攣しながらところてん。

「んふ、うしおちゃんマジえろ…」

ズルルルゥ…ぶるんっ

「ぁ…」

牛尾のエロエロおまんこからお注射を引き抜くと、溢れてくる中出し精液と切ないお声。
そして大人しくなるどころか更にビキビキなオレのお注射。
例えるなら赤黒いゴーヤ?あは、軟膏の効果もあるんだろうけど、我ながらえげつなぁい。

「うしおちゃん、今日は上のお口もお薬ごっくんしよぉねぇ」

オレのを抜かれて切なく舌を出す上のお口に舌なめずり。
挿入れる前にペロペロしてもらった事はあるけど、咥内射精まではないんだよねぇ。

「はいあーん」
「んむぅ…ッ」

オレのゴーヤを突っ込まれて、精液の苦味にか、盛大に眉をしかめる牛尾。
あ、さすがに起きたかなぁーって思ったけど、目を開ける気配はなくて、それどころか自分から舌絡めてジュボジュボして上顎に擦り付けて。

「ふーっふーっ」
「ふは、うしおちゃんてばどんだけチンコ好きなのぉ?」

息苦しそうにしながらも自分からチンコ咥え込んで、頬をオレのチンコの形に膨らませて、手は両方ともお尻の方に行ってるみたいだから、見えないけど両手でアナニーして腰振りたくってるんだろうね。オレのを口に咥えながら。

「っあーもううしおちゃんエロすぎぃ…ッ!」
「んぶぅッンンーっンーッ!」

ガツガツガツガツドプッドプゥゥゥッ!

思わず喉奥突きまくってお口に発射。
量が多すぎてお口とチンコの隙間からゴプゴプ溢れるオレのお薬。

「っふーッふーっ」
「あー…エロ…」

ぶるんっ

まだまだ元気なそれを引き抜けば、精液を溢れさせながら切なく舌を伸ばす牛尾。

「んふ、上のお口もチンコ癖になっちゃったぁ?」

精液にまみれたヌラヌラのそれに舌なめずりしてからかうと、なんと牛尾の閉じた目から涙が。

「えっ」
「ふぅぅ、痒いけぇ、なんとかひてぇ…ッ」
「あっ、うんお尻ね!ごめんね今いれたげるね!」

柄にもなくちょっと焦りながら慌ててズッポリ。
からの高速ピストン。
これで満足かと思いきや。

「ぁンッうえも、うえもぉ…ッ」
「う、うえ?えっ?」

ズッポンズッポンパンッパンッパンッパンッ!

「ぁはっはふ、口んにゃかぁ…ッムズムズするぉぉ…っ」
「………え」

やっべまさか。
と思って牛尾の咥内をまさぐると、舌に精液とは違う微かな苦味。
そして次第に疼くオレの咥内。
あの軟膏、強力すぎじゃね?

「うしおちゃん、オレもナメナメするから、うしおちゃんもナメナメしよぉね?」
「んっんっナメナメしゅるぅ、んっンンーっ」

パンッパンッパンッパンッブチュむちゅくちゅブチュ

「っは、うしおちゃん、ダイジョーブ?」

なーんて聞くまでもないんだけど。
ベロちゅーしながらチンコ叩きつけられてトロントロンでマジど淫乱。

「んっ気持ち、ぃいっぃいっぃぃけ、もっともっとぉぉ…」

離した口を埋めるように突き出されたヤラシー舌をコリッと噛むと、お尻がキュウッて締まってトプッて。
えっ舌噛まれてイっちゃうとか。

「ぁはっうしおちゃんもっと舌出そぉねぇ?」

パンッパンッカリッドプッドチュドチュドチュドチュビュルルルルッパンッパンッコリッじゅちゅぅぅっドプッドプゥゥゥッ!

「ンンーッ!っぷは、ぁはっぁはっひっ、んちゅ、ンンンー…ッ!ぁっ!ぁっ!もぉっ、イクッ」
「あは、何言ってんの、ンっ、むちゅゥ…ッさっきから、レロレロチュゥゥゥゥッイきっぱなしじゃん、っは、マジッど淫乱…ッ!」

ガツガツドプッドプッじゅるっじゅるるぅっレロレロぶちゅぅっパンッパンッパンッパンッビュクッビュルルルルッ!

「んゃぁ…はふ、も、気持ちえぇけっ変なるゥーッ!」

結局、痒みが収まる朝方までベロちゅーしながらガツガツガツガツ。
ここまでして起きないって牛尾どんだけ。


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