腐男子くんとお友達4


▼お友達とハロウィン



腐男子よりお友達×腐男子
中学三年とかそんなんです。



今日はハロウィンなんだぜ!
周りにイタズラされちゃいそうなチワワたんもいないし、ここは純粋にハロウィンを楽しんで夜になったらBLサイトサーフィンはぁはぁ!

「という訳でトリックオアトリートぉ!」

真っ白なシーツを被ってお友だちの部屋にレッツアタック!

「ウザイ」

したらすげなく扉を閉められた!

ななな泣きそうなんだぜ!
ウザがられるかなと思いつつドキドキそわそわアタックした身としては泣きそうなんだぜ!

「ひっ開けーごまっ!…バルスっ!てくまくまやこんっ!」

何を言ってもうんともすんとも言わない扉。

「めそ…ぽたみあ…」

仕方ない…こうなったら一人寂しくお部屋の隅っこで薄い本を堪能するんだぜ…。

オレがノソリと動き出すと、目の前の扉がいきなり開いて被ったシーツを後ろに剥がれてお友だちとご対面した。

「何で泣いてんだよお前は」

シーツというATフィールドを無くしたオレは「きゃっ☆」と照れ隠しに握りしめたシーツで顔を隠した。
けど、それにまた「ウザイ」とお言葉を頂戴した。
泣きそうなんだぜ!

「いいからさっさと入れよ。いま飲みもんとお菓子持ってくっから」

「っぅえっ?」

「なんだよ、菓子欲しいんだろ?」

「あっありがとなんだぜ!」

うへうへって部屋にお邪魔したら今度はキモいって言われた。
うへへっ泣きそうなんだぜ!

それっからお友だちのベッドでシーツにくるまって体育座り。
よい子のポーズで待ってたら戻ってきたお友だちが顔をしかめた。
気がした。
もしかして勝手にベッドに乗り上げたのがダメだったのか。
と思ってずるずる降りてみたんだぜ。
お友だちに嫌われたらけっこうショックなんだぜ。

「こぼすなよ」

「アイサー!」

よい子のお返事をして持ってきてくれたジュースを一口。
したら突然意識が朦朧とし始めた。
なんだあれか!昨日ウキウキして寝られなかったからか!

「そういやまだオレ言ってなかったな。トリックオアトリートって、おーい、聞いてんの?」

お友だちの声が遠くに聞こえる…待て耐えろオレこのままじゃジュースがこぼれちゃうんだ、ぜ…





男が持っていたジュースを机に置いて、その身体をベッドへ上げるお友だち。
白いシーツから顔や腕をだらんと覗かせている男。
そのシーツの下が裸のように思えて、コクリと喉を鳴らすお友だち。

「…ベッドの上にシーツでお座りって、誘ってんのかお前は」

意識のない男に覆い被さり、シーツの下に手を這わすお友だち。

「ん…っ」

コリ、と乳首を刺激され、指をくわえて眉をひそめた男。

「…エロ」

シーツを被せたまま、男のシャツを、ズボンを、パンツを剥ぐお友だち。
そしてシーツから覗く白い素足に手を、唇を、舌を這わせてつま先から太ももまで舐め上げ、さらにシーツの隙間から覗くペニスに舌なめずりをして、誘われるようにその中に潜り込んだお友だち。

「んぁ…ん…ぁぁ…」

シーツの下でお友だちが蠢く度に、足をくねらせ喘ぐ男。

「んっ、寝てんのにそんな感じてて平気かよ」

シーツの中でゆるゆると上に上がり、シーツの隙間から男の顔を伺いながら胸の頂を甘噛みするお友だち。

「ふぁ…っ」

ビクンと身体を揺らして涎を一筋垂らす男。
に煽られ、シーツから顔を出してその唇を塞ぐお友だち。

「んっ、ぅん…ぁ…」

「はっ、くそっイタズラじゃ済まなくなんだろうがこのバカっ!」

そうして性急に男を貪り始めたお友だち。



男が違和感に目を覚ますと、目の前には切羽詰まったようなお友だち。
に、お尻に打ち付けられる熱い楔。

「ってぇっ?!なっ何っ、ぁっんゃっ!んぁっ!んぁっ!」

「はぁっお前がっ煽るからっだろうがっ!」

パンッパンッバチュッブチュッ!

「ぁんっ!ゃっいゃああんっ!おちんちんっおちんちん入ってるぅうっ!」

お尻の穴に感じる違和感に恐怖して暴れる男。
に、煽られてその手を押さえつけて更に奥まで打ち付けるお友だち。

ズコッズコッズパンッジュパンッドピュッビュルルッ!ジュパンッ!ジュパンッ!パンッ!パンッ!バチュッ!ブチュッ!

「あっぁんっ!中っ出てっやんっらめっらめぇええっ!」

激しくのた打って逃げようとする男と、構わず奥に打ち付けるお友だち。
に、ギシギシと悲鳴を上げて跳ねるベッド。

「はぁっ、一昨日も散々出しただろうがっ!こんなっ風にっほらっほらっ!」

パンッパンッドピュッビュクビュクッ!ガツガツガツガツドピュッビュルルッ!

「あぁあんもうらめぇ精液れお腹いっぱいなのぉおおっ!」





目が覚めたら日付が変わってたんだぜ。
なんでか腰とお尻が異常に痛いんだぜ。

「おい…大丈夫か…?」

ベッドでえぐえぐと泣きはらすオレの頭を撫でてくれるお友だち。

「…悪い…泣かせるとか…あーもうだせぇなオレ…」

頭抱きかかえられた!
自分の泣き声で何言ってるかはよく分かんないけど優しいんだぜ…!
でもそんな事より何よりも…!

「ハロウィン小説見逃したんだぜ…!」

次の瞬間オレはお友だちに叩き出されたんだぜ。

ぐす…っ!



END


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