腐男子くんと副会長


▼腐男子と副会長vol.0



今日は待ちに待った入学式なんだぜ!
体育館に集合という事は当然お待ちかねのあのイベントが発生するんだぜ!

「それでは生徒会からの挨拶です」
「きゃあああああ!!」
「キタぁあああああああ!!」

壇上に上がった4人が4人全員美形とかお約束通りですなハァハァ。
当たり前のようにスタンディングオベーションなにゃんこちゃん達の興奮にオレのテンションもMAXなんだぜ!
でも手まで挙げないでください見えないんだぜ!

はっ!べべ別にオレの身長は平均だもんね!
でももちっと成長したかったんだぜ…しょぼん。
仕方ないから背伸びしてなんとかにゃんこちゃん達の腕をかいくぐるんだぜ。

あれがオレ様会長でその隣が腹黒副会長。
その隣がチャラ男会計でそのまた隣が寡黙書記か…!
読める…読めるぞ…!フハハなんという王道っぷりハァハァハァ!

これは確実に王道くん来るんだぜ…!
そしたらもうハメハメパコパコの応酬なんだぜ総受け最高ハァハァハァ!
むしろみんなで乱交して取り合えばいいんじゃないかな寡黙書記がティクビ舐めしゃぶってチャラ男会計がフェラして副会長がベロちゅーして会長が突っ込んでグチュグチュズコズコハァハァハァ!王道くんてばそんなにビクビク感じてたら攻めが更に調子乗っちゃうぜ全校集会で公開プレイで二輪挿しとかまぁ大変!
あっ、妄想してたら涎がハァハァ恥ずかしいんだぜイヤン…!





僕は今日運命の出会いを果たしました。

壇上を熱い眼差しで見つめる彼。
時折よろめく程に懸命に背伸びして、強請るような熱っぽい目をこちらに向けてくる彼に、僕は今すぐ駆け寄って挿入れて射精してかき混ぜてハメっ放しにしたい衝動に駆られました。

これが、恋。

こんなにも熱く勃起して焦がれているというのに今すぐハメられないなんて、恋とはなんて切ないものなのでしょう。

彼も同じように感じてくれているようで、頬が赤く染まり開いた口から一筋の涎が。

あぁ、僕の性器はあなたを想ってもうビンビンで、あなたに触れられない切なさに涙を流し続けています。

彼は涎に気づいたのか恥ずかしそうに俯いて、袖口で何度も擦りました。
あぁ、僕がその柔肌に舌を這わせて舐めとってあげたかった。

しかし色気も恥じらいも溢れているなんて、なんて可愛らしい方でしょう。
ここは彼が恥ずかしがって逃げてしまわないよう、少しずつ慣らしていかなければ。僕の性器に。
そして僕の性器じゃなきゃ感じなくなるまでハメ続けて、僕だけのものにして、二人で幸せに暮らしましょう?

ねぇ、僕の運命の人。



FIN



副会長のモノローグは基本的に笑う所です。


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