腐男子くんとお友達


▼腐男子くんの友だち



腐男子ゲームの腐男子くんが高校に入る前のお話



「という訳だよ分かったかね君ハァハァハァ!」

「あーはいはいとりあえず王道なのね」

「そうなのだよ!これはもう確実に来るね!王道転校生確実に来るね!そんでみんなが転校生にメロメロになって理事長室とか生徒会室とか保健室とかでハメハメパコパコあぁんそこそこハァハァハァ!」

「んな都合よく行くわけねぇだろバーカ」

オレが入学する高校の素晴らしさをとつとつと説いているのにこの一蹴っぷり。寂しいんだぜ。

「くそぅ王道なめんな!都合よくイヤンな展開になるのが王道なんだぜ!」

「お前むしろAVの見過ぎなんじゃね?実際そんな展開にするには眠らせるかなんかして抵抗出来ないようにして無理やりレイプしかないだろ」

「ちょっ、意外と鬼畜属性ですなそれで意識ないのにビクンビクン感じちゃう王道くんハァハァハァ!」

「ハァハァすんなキモい。あーあー、中学も高校も大学もずぅっと一緒の学校行こうねっつってた頃の可愛いお前はどこ行ったんだろうなー」

「友の約束より萌の探求!」

「うぜー死ね」

心底面倒くさいって感じの目で見てくる幼稚園来のお友だち。
寂しいんだぜ。内心しょんもりしながら出されたジュースをちびちび。
してたら何か眠くなってきたんだけどなんぞこれ。

「何とでも言うがいいんだせ…オレは…この目で総受けパラダイスを見るまでは…死ねな……ぁ………」






「総受けパラダイスって、明らかお前が総受けだろ」

「んぁ?ふっあぁっ?!」

目を覚ますとタオル越しに手首をベッドにくくりつけられ友人に突っ込まれてガツガツピストンされていた男。

「男子校でしかも全寮制とか。バカ?バカなのお前?襲われるに決まってんじゃん」

ズンッズンッギシッギシッ

「んぁっんぁっんぁっいやっ止めっなに…っ」

眉根を寄せて男を見下ろしながらピストンする友人。
あまりの事に思考が追いつかない男。

「それともなに?男に突っ込まれたいの?だから全寮制の男子校?毎日毎晩好きなだけ突っ込んでもらえるもんなぁ?こんな風にさぁ!」

ブッチュンバッチュンギシギシギシギシ!

「あぁあんズコズコしちゃやぁあんっ!」

目にも声にもピストンにも苛立ちを滲ませて激しくズコズコする友人。
壊れる程のピストンに涙を浮かべて喘ぐ男。

「こんだけ開発したのに何?足りなかった?この淫乱な体には週四じゃ足りなかった?だから全寮制なわけ?なぁ何とか言えよ!」

ズッコズッコジュパン!ジュパン!

「やぁあんごめっごめっなさっあんあんもっあんっごめっひぃんっあぁああんっ!」

ビュルッビュルルッ!

訳が分からないながらもとりあえず泣いて謝る男。
の必死な泣き顔にモノを大きくして大量中出しする友人。
その瞬間ビクンビクンと体を震わせトコロテンをする男。

「はぁっはぁっんな所行っても満足出来ないようにしてやるよ…!」

ズンッ、ジュプッジュパンッグポッジュポッ

「あひっあひぃんっらめらめ中かき混ぜちゃやぁあん!」

萎えずにジュプジュプする友人。
イった直後の快感に涎を垂らしてビクビクする男。

「おらっ!また出んぞっ!」

ジュッポジュッポブチュンバチュンビュルッビュルルッ!

「あぁあんビュルビュルしてぅううっ!」

二度目の中出しに足の指を丸めて腰をビクビク痙攣させてお腹に射精する男。

「おら気持ちいいだろ?!ここズポズポすると中ギュウギュウ締まるもんなぁっ!」

「あぁああんもうらめらめぇええええっ!」

ジュッポジュッポギシギシギシギシズパンッジュパンッ!

男の足を肩に乗せて激しく突き刺す友人。
先っぽが奥を打ち付ける度にキュンキュンする男のお尻。

「くそっ、この淫乱…っ!」

「あひっあひっあひぃいんっ!」

ビュクッビュクッビュルルルッ!

その締め付けにまたしても中出しする友人。
その衝撃で薄い精液を飛ばす男。

「おらアヘってないで締めろよ!こんなんじゃ足りないんだろ?!なぁ!」

ズッコズッコジュパン!ジュパン!パンッパンッパンッズパンッ!

連続射精で涎と舌を垂らしてダラリとする男。
を未だに堅いイチモツで容赦なく揺さぶる友人。

「あっあっあひぃんもぉ無理ぃいいんっ!」

反射のように背を逸らして締め付けながらイヤイヤする男。
その子供っぽい仕草にたまらず奥をグリグリする友人。

「あ…っあっあ…っ!」

先っぽで奥を押しつぶされて舌を突き出す男。
のいやらしさに煽られてビュルビュル中出ししながら舌を絡めてベロちゅーする友人。

ビュルッ、クチュッ、チュプッジュプジュプレロレロビュルッビュルルッ!

「んっちゅっ、はぁんっぁんっ」

「はっ、ほんとやらしー。今日は朝まで中出ししてやるからな?」

「っぁ、もっ無理ぃ…」

潤んだ目で懇願して友人と距離を取ろうと身をよじる男。
その些細な抵抗にモノを一層大きくする友人。

「はっ、あぁ、さっきからお前出してないもんな。悪い悪い、今度はお前の擦りながら奥ズコズコしてやるよ」

グリグリシコシコギシッビュルルッ!

「っや、やぁっ!もっ出な、からぁ…っ!」

クリクリズパンッジュパンッビュルッビュルッパンッパンッパンッズパンッ!

「おら気持ちぃだろ?!んなアヘ顔で締め付けといて無理とか言ってんじゃねぇよ!」

パンッズパンッビュルッジュッポジュッポジュパンッズパンッビュルッビュルルッ!パンッパンッパンッパンッ!

「ぁんっ!ぁんっ!ぁんっ!もっやんらめらめ許してぇええんっ!」





「はっ!って痛ぁあああ!」

目を覚ましたらベッドの上だったんだぜ!
しかも腰とケツが異様に痛いんだぜ!
なんぞこれ!

「おー目ぇ覚めたかこの野郎」
リビングからひょっこり顔を出したお友だち。

「ちょっなんか凄いケツとか痛いんですけど何事でございますか先生…!」

「お前があんまり王道王道うぜーから浣腸して黙らせた」

「なんという荒療治…!」

両手の指を二本ずつ立てて合わせてシレッと言うお友だち。
ちょっとそれでこんだけケツ痛いってどんだけ思いっきり突っ込んだのイヤン…!

「しかしそうか…それであんな夢を…」

「夢って?」

「いやいや何でもないんだぜ!」

王道くんがされるようなアハン展開がオレとお前で繰り広げられたとか、言った瞬間にゴミを見るような目で見られて友だち辞められちゃうんだぜ。
幼稚園来の、っていうか唯一のお友だちを無くすのはいやなんだぜ。しょぼん。

「とりあえず昼飯くう?お粥作ったけど」

「へ?昼?」

そういや妙に外が明るいような…ような…。

「ちょっ、今日卒業式じゃまいか…!」

「学校には休むっつっといたから平気だろ。ほれ食え」

持って来たお粥をフーフーしてあーんしてくれるお友だち。
旨いんだぜ。心なしかお腹も気持ち悪かったから優しい味が染みるんだぜ。
じゃなくて。

「いやいや卒業式に休むとか…!いやもう遅いけど…!オレがグースカ寝てたせいでごめんなんだぜ!」

お前モテんのにな!
卒業式行ったらボタン全部なくなりそうな位モテんのにな!
学校の全女子に恨まれそうなんだぜ…!怖い!

「別に、怠いし」

そりゃお前は彼女とか興味ないもんな割とイケメンのくせにコノヤロー代われ!オレと顔代われ!オレはモテたい!

「顔だけじゃ無理だろ。中身もだろ」

「しまった口に出てた!」

「バーカ」

ニヤニヤしながら罵るお友だち。
なぜに今オレ罵られた。
まぁ機嫌よさそうだからいいか。

「ほれ食え」

「あっ、いいんだぜオレもう自分で、あぁんっ」

器を受け取ろうと身を乗り出したら何かケツが変に疼いて気持ち悪い声を出してしまった。
ししし死にたいんだぜ…!

「キモい」

「なななな何でもないんだぜ…!」

キャッと羞恥半分冗談半分で枕に顔をうずめたオレは、お友だちが熱っぽい目でこっちを見てるなんて欠片も気づかなかったんだぜ。



END


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