桃太郎3
▼<雉篇>
その背の高いやたら綺麗な雉が桃太郎の前に現れたのは、犬と猿が桃太郎を満足させるテクを言い争っている隙に逃げ出してフラフラと一人鬼ヶ島を目指している時でした。
「桃太郎ですね。私をあなたのお供にして下さい」
「えっなんで?」
ケンカや暴力とは縁の無さそうなキラキラ王子なのに、と桃太郎は首を傾げました。
「鬼ヶ島に行くのでしょう?私はあそこの宝が欲しいのです」
言われて桃太郎は納得しました。なるほどね!
「でもその宝はオレも欲しいから…」
眉を寄せて俯く桃太郎に、雉はクスクスと笑いました。
「そうでしたか。ふふ、いいですよ。元々あなたに差し上げる予定でしたから」
「はっ?」
意味わからん、と桃太郎が顔を上げると、雉の顔が目の前に迫っていました。
桃太郎はビックリしてのけ反りますが、雉に腰と頭を抱き込むように捕まれて逃げられませんでした。
「あんな物が欲しいなんて…思った以上に私好みですね…」
そう耳元で囁いた雉に、よく分かんないけどさてはコイツ変態だと気付いたのも束の間、あれよあれよという間に覆い被さられて草むらに転がされた桃太郎。
学習能力が低いと言わざるをえません。
「どうですかっ?中にズッポリハメられてっ気持ちいいですかっ?」
グチュッジュプッ
「やっ、な訳、なっあっあっ」
「あぁっ、そんな嫌そうな顔をしないで下さいっ、興奮して抑えきれなくなってしまいます…っ!」
ズパンッジュパンッ
「あっあっへんたっ」
「ふふ、どっちがですかねっ?ほらっ、あなたの中が私のモノにグチグチ絡み付いてますっ、聞こえますかっ?ねぇっ?」
グプックチュッジュプッジュプッ
「あっあ…っやぁっ」
「はぁっ、ここっ、いいんですかっ?興奮しますかっ?涎まで垂らしてっ、上も下もグチャグチャじゃないですかっ!ねぇっ!何とか言って下さいよ変態っ!」
ジュプッブチュッバチュッジュプンッ
「あんっそこっあっあっはぁんっそこぉっ」
「ここですねっ?ここをこれでズコズコされると感じるんですねっ?こんなに締め付けてっ!そんなに美味しいですかっ?私のこれがっ!これがっ!」
ジュパン!ジュパン!ジュッポジュッポ
「あっあっやっ、あっそこっそこっあっあっ」
「はぁっ、また締め付けて…そんなに美味しいならずっとジュポジュポしてあげますねっ?嬉しいでしょうっ?ほらっ!あなたの大好きなっ!硬くてっ!長くてっ!熱いのですっよっ!奥気持ちいいですねっ?ねっ?」
グッポジュッポグチュグチュグプグプ
「あひ、あっもっあぁんっ!」
「奥っ奥に出してあげますねっ!あなたの大好きなこれのっ!熱くてネットリしたもの出してあげますねっ!ほらっ!美味しいミルクですよっ!」
ジュパン!ビュルルッ!
「ゃああんっ!」
これまで犬や猿に慣らされていた桃太郎は、雉に出された衝撃でトコロテンしてしまいました。
しかも雉は出しながらもズコズコ腰を振って来るので、桃太郎はイったばかりの体に与えられる快感の余りの辛さに涙を浮かべました。
「あぁっ、桃太郎っ可愛いっ可愛いですっ、もっとっ、もっと熱いの欲しいですねっ?ほらっ!ほらっ!私のモノがあなたの奥を先っぽでグリグリしてますよっ!先っぽ気持ちいいですねっ!ねっ!ほらっ!」
ズプッジュプッグチュッグチュッ
「あっもっ許してぇっ」
「許すっ?何をですっ?淫乱な穴をですかっ?あぁっ、誤解ですよ桃太郎!それならもっと気持ちよくして差し上げますねっ!誤解が解けるまで、ほらっ!ほらっ!」
草むらで縺れあってユサユサと揺れる固まりを見つけた犬と猿は、慌てて駆け寄って一つになっていた二人を引き剥がしました。
「お前ふざけんなよ!何してくれてんだオレの桃太郎さんに!」
「違うよオレのオモチャだよ」
「いいえ私の伴侶ですよ」
「くそぉ言ってる事は猿のがタチ悪いのに雉の気持ち悪さが半端ない…!」
四人の旅はもう少し続きます。たぶん。
雉篇FIN
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