『二人で一つ』
俺達、そうだったんだ。言わなくても伝わっていたこの気持ち。
確かに胸に届いてた。






「ホント、お前には敵わないよ。」
「?、なんだそれ。」
「言わせとけよ、この泥棒猫。」
「はぁ?猫はグレイだろ?」






ホントに汚い手を使う泥棒猫だ。
俺の気持ちを奪い去ったと思えば、今は変わらず俺の隣で笑っててくれてる。
何が彼をこんなにしたのか分からない。
けれどその笑顔で助かっている奴はここにいるんだ。
だからこの恋人と言う関係に変わっても、その笑顔だけは変わらないでいてほしい。






。*゚俺だけのための、そんな笑顔で。*゚












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