男は春樹の足に掌を這わせながら、右手を上下に動かしてオナニーをしていた。
恐る恐る春樹が手を出せば、引ったくるように掴んで肉棒を握らせた。
手の中でドクドクしているのを、春樹の手を使ってオナニーを続ける。


「ん…っ…ぁ…う…」


股間も手も熱い。
キスを止めて唇を放せば、涎の糸が引いて落ちた。


「君にあったら気持ち良くしてあげたいと思ってたから、ここに来る時はいつも『良いもの』を持って来てるんだ」


春樹のズボンを完全に脱がせて、この前みたいに大きく足を開かされる。


「あ…待って…っ」

「大丈夫、うんと気持ち良くしてあげるから」


鞄から出した注射式のローションを尻の穴に差し込み、どろりと大量に中に注入される。
ひやりとする濡れた感じが尻の中に広がり、産毛が逆立つような奇妙な感覚に春樹は震えながら細い息を吐いた。
零れると思った瞬間、冷たくて硬いのが押し当てられる。


「は…あぁ…ん…?」


薄暗い中でスクリーンの明かりを頼りに目を凝らして見れば、それは大人のオモチャのたぐいだった。
それも臀部専用のアナルパールだとかアナルビーズとか呼ばれてるものだ。
ぞくッと肌が粟立つ。
紐で繋がってるタイプではなくて、棒になって繋がってるタイプのそれは大きさがばらばらな丸い球をしていた。


「ん…ぅ、…あ…あぁ…」


つぷ、つぷ、とゆっくり埋め込まれていく。
這い上がってくるような疼きに思わず指に力が入り、春樹の手でオナニーをしていた男が唸って達した。
指が生暖かい液体…ザーメンに濡れる。


「あ…あ…ぅうん…っ」

「全部入っちゃったね…」

「…お…奥に…来て、る」


硬いゴツゴツしたのが、信じられないくらい奥にある。
ギュッと締め付けてしまったのか、より鮮明に存在を感じてしまい、春樹の肉棒の先端から先走りがまた溢れた。
入れられたアナルビーズが、今度は引き抜かれる。


「――あ…っ、あ…ぁん…や…やだ…や、あっ」


( こんな…排泄感みたいなのが、気持ち良い、なんて…っ )

腰がずくずくに溶けたみたいになって、肉棒がびくびく跳ねて頭の中が痺れる。
くちゅっくちゅっ、と音が響いてるように聞こえ、全身が燃えたみたいに熱くなった。
春樹の周りはこの前みたいに男達だらけになり、ハァハァ息も荒くしながらオナニーをしてる。
隣りの男はまた春樹の手で自慰をしだし、扱きながら乳首にしゃぶりついてきた。


「やぁ…はあん…っ、…あっ…あっ…んンっ」

「お尻、気持ち良い?」

「ふ…ぅん……ちぃ…気持ち、い…っ」

「やっぱり君、アナルセックスの素質あるね…」


ずるりと一気に抜かれ、高い声が飛び出した。
デコボコした硬いのが無くなった尻の中が、寂しげにうねったのが自分でも分かった。
もっと気持ち良い刺激が欲しい。


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