押し付けたまま、亀頭で嬲る。
奥をノックする。

姫子の両足が跳ね上がるようにして膝を曲げ、医者の尻をたたいた。
カーペットに爪を立てて身悶え、開きっぱなしの唇からよだれを垂らす。


「っああ゛あ゛…、んぅ、ひ、あー…ッ、あぁんっ、あぁー…〜っ!」

「はぁっ、はぁっ、っ、姫子…っ」

「いくっ、いくっ、ッ、〜〜ッ!! …あああ…あ゛〜っ、イクぅ…っ」


上り詰めた激しいオーガズムから、下りてこれなくなる。
気持ちいい波が引いてくれない。
真っ白になって、なのに奥をトントン穿たれるからまた真っ白になる。
その繰り返し。
イキっぱなしの状態になった姫子を力任せに蹂躙し、医者は「ふ…っ」と息を漏らして股間を押し付けた。

ドク、ドク、ドク、ドク……

数回に分けてスキン越しに射精される。
初老のこの男にまだ精子があるかは分からないが、生セックスだったら孕まされていただろう。
医者の男の射精は、最後に思いっきり力んで、ドプリと吐き出して終わった。

ふー……、

満足そうな溜め息がはかれる。
射精の余韻を味わうように揺すっていた腰の動きを止めた。


「……ああ、すまなかったね。お前の中がよすぎてつい乱暴にしてしまった」

「は、はぁ、ンん…ッ、はぁっ、あ…、きもちぃ、せんせ、せんせ……」

「姫子のいやらしい体は、何しても気持ちいいんだな…。かわいいね…」


ズルリとようやく抜かれたペニスを包んでいたコンドームは、ぐちゃぐちゃにヨレてしまっていた。
辛うじてカリに引っ掛かるように外れかかっていて、精液だまりのある先端が収縮する膣にある。
ゴムの口を押さえながら更に腰を引けば、ぬぽっ、と全てが抜け落ちた。

2回分の精液をたっぷりと溜めたコンドームは、破れなかったのが不思議なくらい、酷いものだった。


「大丈夫かい姫子、落ち着いたら着替えようか」


セックスしたと分かるナース服のままだと、患者さんたちがビックリしてしまう。
私も着替えなければ。

医者は白衣を脱いでそれで股間を拭い、姫子の尻や濡れた内腿を拭いていく。
痙攣するように震え続ける姫子の体を抱き起こして、腕のなかであやすように両足の狭間を拭き取った。
割れ目を白衣が擦るたび、大袈裟なほど姫子は腰や肩を跳ねあげた。


「せ、せんせ、先生ぇ……」

「うん?」

「おなか、おなか熱いの…っ、奥、ジンジンしてて…っ。な、治して……先生、治して…っ」


頬を染めて啜り泣きながら、姫子は男へとしがみつき、尻を揺らした。
いやらしい女の体を抱き止めながら、医者は愉快そうに笑った。


「続きは往診から帰ってきてからだよ…、今は我慢するんだ。……我慢できたぶんだけ“診て”やろう…」


治るまで、何回でも。

医者の言い聞かせてくる優しい声は、患者にするような口調だ。
だが、その声色は淫らに歪んでいる。
ひくひくと余韻に震えながら、姫子は頷いた。

帰ってきたら、今度は診察室のベッドで、とろとろに絡まりあいたい。
田舎町での寂しさを埋めるように、ペニスを深く打ち込まれたい。
今日は何個ゴムを持ってるんだろう。
ペニスで滅茶苦茶に擦られたい。
何度も、疲れ果てるくらい、何度も。

医者からの唇をその唇で受け止めて、姫子はうっとりと微笑んだ。











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