ゆっくりと抜き差しされて擦られる膣が気持ちいい。
心配してくれたのに、ごめんね。
気持ちいいから、もっと気持ちよくなりたいから、早く電話を終えて欲しくてたまらない。

――ぱちゅんっ


「ッぅ…、んっ、……はぁ…」


医者も焦れてきたのか、打ち付けてくる腰が早くなってきた。
姫子の尻を掴むように指を食い込ませ、揉み、左右に広げては後孔が引くつくのを凝視してくる。
いやらしい視線が降りかかる。

ぱちゅっ、ぱちゅっ、ちゅ、ヌチュッ

摩擦で泡立つ愛液の音と、肌が打ち合う乾いた音が交じり合う。
時おり熟れた奥をズンと穿たれ、姫子はぶるぶると震えた。


「う、うん……ええ…、っ、はい、その頃合いに往診に伺うので…」


ようやく終わりそうな話の様子に、姫子は上擦る声でどうにか応えながら、「はやく、はやく」と考える。
気持ちいい。
喘ぎたい。
セックスのことだけ考えたい。


「っ、…ぁ…、はい、××さんも、お昼はちゃんと、食べてね…、ッ、……ええ、それでは、また…――」


受話器の向こうから、ツー、ツー、と聞こえてきてから、姫子は震える手で電話へと戻した。
そのまま留守番電話のボタンを押す。
姫子は両手でカウンターへ手をつくと、尻を男の股間に押し付けるように突き出した。
たまらなかった。
頭がどうにかなりそうなほど、ペニスに意識が囚われて夢中になる。

掻き回して、ぐちゃぐちゃにして!
犯して、もっと、激しく!


「んああぁ…っ、あぁっ、あ、ひ…っ、あ、あ、せんせ…先生ぇ…気持ちい、気持ちいいの…ッ!」


声を我慢することもなく、姫子は啜り泣いて、喘いで、卑猥な言葉を口にした。
頭はセックスのことだけになる。
心も、体も、セックスに夢中になる。
打ち付けてくる腰の動きが堪らない。
ポルチオを叩いてくる亀頭が好き。
そしてやってくるオーガズムの予感に、姫子はトロリと愛液を滴らせた。


「せんせ、せんせ…ッ、いっちゃ…、っ、あぁぁ…ッ、いくっ、いくっ!」

「は、はぁ…っうぅ…、はぁ……、姫子、あ、あ、出る、出る…っ」

「あんっ、あぁんっ、あっ、ツ! あ…っ、ひ、っ、……あぁぁ…ーっ!」


瞑った目の奥がバチバチと発光するように弾け、一気に白くなる。
呼吸が止まる。
大袈裟なほど下肢が震え、跳ね、ペニスを絞るように内膜が収縮した。

2人同時に絶頂へ上り詰めた、難とも言えない飛ぶような快感。
未だ繋がったまま、崩れ落ちるように2人は膝をついた。

姫子がカウンターからずるりと指を滑らせ、床へと両手をつく。
だが、震えた腕では体重を支えきれず、上半身がうつ伏せになってしまう。
脱力した姫子から手を離した医者は、グイッ、と大きく股間を押し付けた。
押されるまま上半身が滑り、下半身さえ床へと落ち、完全に寝そべってしまう。

――パンッ!

柔肌の丸い尻に、医者の股間が打ち付けられた。
収縮する蠢く狭い膣内を勢いよく擦り、奥までグイグイと捻り込む。
姫子の涙に濡れた瞳が見開かれ、ひゅぅっ、と喉が細く悲鳴をあげた。

パンッ! パンッ! パンッ!

医者は姫子の太腿を跨ぐように伸し掛かり、彼女の両脇に手を突き、突き刺すように腰を打ち付けた。
衝撃に見開いていた瞳は直ぐに蕩けてふやけ、責め立てられる肉欲に涙を散らした。


「は、はぁっ、姫子…っ、姫子、すごいぞ、お前のマンコ、最高だ…っ!」

「んあぁぁ…っ、ひぃ…っ、はぁんっ、あっあっ! せんせ、きもち、い、いい、い、…っひん、あ、あ、あっ」


コンドームを付け替える時間さえ惜しいとばかりに、医者は腰を打ち付けた。
グポッ、グパッ、と破裂するような酷い音が鳴る。
白い小振りな尻を押し潰すように、医者は股間を何度も突きだし、蠢くいやらしい膣を蹂躙した。


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