姫子の背中を扉に付けるよう、体を反転させて向き合う。
吐息を奪うように唇が合わさる。
舌をねっとりと絡めあいながら、医者の指は姫子の裾の下へと潜っていった。

くちゅ…っ

濡れそぼった恥部の内側へ、老いた男の指が差し込まれる。
中指と薬指が根本まで押し入れば、愛液が医者の手をつたい手首まで垂れていった。
溢れるほどたっぷりと潤った膣内を、指の腹が何度も擦りあげていく。
ざらざらとした敏感な場所も、コリコリとした奥の場所も。
姫子の感じる“イイトコロ”を男はすっかり知り尽くしていた。
剥き出たクリトリスも、絶妙なタイミングで擦られるから堪らない。


「っあ…ふ…、ん、んっ、ぁ…そこぉ…、せんせ、そこ、もっと…」

「姫子はここが好きだもんな…」

「んぅ……っ、ふ、ひ…っあ…、は、あぁ…っん すき、すき…っ、おまんこ気持ちいい…ッ」


医者は恥骨の裏側に指の腹を押し当てると、ジュパ、ジュパ、と素早く振動させた。
ざらつく敏感なそこを打つ。
呼吸が激しく乱れる。
姫子の腰が突き出て、扉に押し付けた背中がズルズルと滑り落ちていき、蟹股のようにぱっかりと足が開いた。
医者の手は女の股間を捕らえたまま、そこから離れず、執拗に追い立てた。


「っは、あ、あ、あっ、ッ、い…イッちゃ…、んんっ、は、はぁっ、…いく、いく、いく…っ」


息を飲み込むように一瞬、強張り、次の瞬間、姫子の下半身が大きく跳ねた。
ビクッ…ビクン…ッ、と続けて腰が弾むように前後する。
その収縮するいやらしい膣をなおも刺激し続けられ、絶頂の余韻にも浸らせない医者の指に、女の足が更に開いて、がくがくと震える。

(…っ…これ、キちゃう…ッ)

子宮とは違う場所が熱い。
――込み上げてくる。
ざらつくスポットを刺激し続けていた指が、勢いよく抜かれると、その後を追うように透明な飛沫が吹き出ていった。

ぷシャァぁ…ッ

女の潮が待合室のカーペットへ飛び散る。
姫子の尻が前後に揺れ、その身に受けた快感の強さを物語った。


「潮吹きが上手くなったな、姫子。いっぱい出して気持ちいいか…?」


ひゅー、ひゅー、と喉が細いかすれた呼吸を繰り返している。
震えてちゃんと声が出せなくて、姫子は何度も頷いて応えた。
潮吹きも男に教えられたものだ。

両足が小刻みに震え、力の入らない様子の姫子に、医者は優しく声をかけながら抱き寄せる。
近くにある長椅子へ寝かせ、男はベルトを緩めてズボンの前を寛げると、膨張しきったペニスを取り出した。
邪魔な下着とズボンから足を引き抜き、無造作に脱ぎ捨てておく。
ポケットに忍ばせてあるスキンのパッケージを破り、手慣れた動作で素早く装着する。
性急にのし掛かり、熟れた割れ目へと先端を押し当てた。

こんな何もない田舎町といえど、時間は有限だ、楽しい遊びをするならなおさら。


「姫子、ほら、チンポどんどん入ってくぞ……。…締め付けてしゃぶってくる…ああ…とけそうだ…」

「あ…あ……おまんこ広がっちゃ…、おっきぃ… はあっ…、んんっ、あっ、あっ、きちゃ…来ちゃう…、奥まで…っ」


股間を押し付けながら覆い被さってくる白衣の男を、姫子はその首に腕を回して引き寄せた。
体に馴染んだ医者のペニスが、ググ…ッ、と内壁を擦りあげて奥まで沈み込んでくる。
姫子の濡れた唇から、湿った熱い吐息がこぼれ落ちる。


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