姫子の困惑と怯えを目にしながらも、肥えた坊主は腰を突き出した。
興奮しきった股間が男を急かす。
ぬかるんだ肉壷が、硬い肉棒に力任せに拓かれていく。

ぬる… くち…ぐち… ミチミチ…ッ


「ぐぅ…ッ、…せ…せまい…。まるで処女のようだ…。…はぁ…イイぞ、この、抉じ開ける感覚、たまらないなぁ…」

「ひ…ぃ…っ、あ、う、あ…――あっ!」


姫子は眉を顰めて頬を染めた。
柔らかく絡み付いて男の形を受け止め、硬さに締め付けている。
グイ…ッ、と腰を押し付けられる。
濡れた襞を掻き分けて根本までみっちりと埋まった肉塊は、まるで凶器だ。
鋭利にエラ張ったグロテスクな亀頭。
硬く反り勃起った太い幹。
広がった入り口がピリピリと痛みさえ感じるほど、おぞましいものだ。


「…久し振りの私のコレはどうだね…? キツくしゃぶって食いついてるぞ…」

「っあ…はぁ…ーっ、ん…ン…ッ」


(…そうだ…このチンコだ…)

一年前、夫を亡くしたばかりの自分を貫き、何度も何度も犯したのは…。
弄ばれた記憶がはっきりと蘇る。
屈辱、嫌悪、戸惑いと悲しみ。そしてじっくりと嬲られる気の狂う感覚…。
ぞくぞくと這い上がった‘もの’に、姫子はたまらず内壁を締め付けた。


「これだ、擦る度にマンコが溶けて舐めてくる… たまらない…。 あれから姫子さんの体が忘れられなくてね…」

「っん…、ぅ、は…うぅ…ーん、ンッ」

「あぁ…腰が止まらない…」


ユサ、ユサ、と男が揺さぶる。
一年ぶりに男を受け入れた狭い腟内を、自慢の巨根で巧みに嬲り、女を蹂躙していく。

(こんな、こんなチンコなんかに、っ、感じたくないのに…っ)

這い上がってくる堪えようのない快楽に、姫子は唇を引き結んで嬌声を殺した。
片手は自身の乱れた喪服を掴み、もう一方で唇を塞ぐ。
イヤ、イヤ、と首を振る。
不埒な住職への嫌悪感と、心をたやすく裏切っていく体への絶望に、姫子の眦は涙で濡れていった。
飢えていた体が愛液を分泌させて、男に絡みついてねだっていく。


「…もう、旦那の形なんぞ思い出せないんだろう…? 姫子さん、ほら、私のモノはどうかね… ――良いんだろう…?」

「っんぅ、ふ、…んっ、んっ」

「嘘をつくものじゃないよ、いけない人だ…。こんなに濡らして…。姫子さん、気持ちいいと言え、旦那のチンポより好きだと…」


下劣な男の薄笑いに怒りがこみ上げてくる前に、汗ばんだ太腿を抱えられ、思いっきり打ち付けられてしまった。
パンッ、とぶつかりあった肌が鳴る。
姫子は目を見開いて体を強張らせた。

パヂュ、パチュッ、ズプンッ、ズプンッ、
パン、パン、…グリグリ… コチュッ


「っ…―――、ひ、ッう… は… っあ、あ、あっ! あっ!」


震える掌の下で、引き結んでいた唇がとうとう開かれてしまった。
媚びるような甘ったるい雌の声色が、指の間から漏れ出てくる。
一度、溢れたら、止まらない。
男のいやらしい腰使いに煽られて、潜めることもできず、喘ぐ声を出し続けた。

(これ、これダメッ、イッちゃう…! 気持ちいいとこに全部ハマる…っ!)


「いやっ、いや、あ、あっ、っは…あー…ぁんっ! 止めて、やめてっ!」

「ふ…ぅ…っ、吸い付いてくる…っ 姫子さん、一緒に、イこうか…っ」

「っんん…! あっ、あっ、やだ、やだ、ッ、あ、ああっ、、…ーッぁ…」


身悶えていた姫子は、太腿を抱く男の手の甲に、自分の両手で縋りしがみついていた。
下半身が燃えるように熱い。
背中を仰け反らせて、姫子は絶頂へと登らされた。
ガグガクと全身が震える女を抑え込み、住職の男もスキン越しに膣内へと射精した。


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