「ツナ兄、京子ちゃんとどうなの?」

「ど、どうって?」

「何か進展はあるの?」


戸惑う兄は面白い。そんな兄を横目にジュースを一口。

今日はボンゴレに入って初めてお休みをもらえて、兄と出掛けている。兄は無理矢理休みをとったとか…。


「最近、手つないで軽く頬にキスした。」

「そっかあ、ふ〜ん」


これ以上はなんだか聞けなかった。自分だってそんなところまでいったこともないし。
目の前でケーキをつつく兄。
マフィアのボスだなんて誰がみても思わないだろう、私だっていつも一緒にいるけどボスとは思えない。


「みあはどう?」

「うん、仕事にはなれたよ」

「よかった。ねえ、雲雀さんとは上手くやってる?」

「やってる。」

「で、何か進展はしたの?」

「ぶっ、…へ、えぇ!?」

「大丈夫?
まさか気づいてないとでも?」

「う、うん」

「俺、超直感あるからなんでもお見通し!」

「…京子ちゃんのことは分からないくせに」

「うるさいやい!」


うう、今まで絶対に誰にも(山本さん以外)ばれていないと思ってたのに。兄にばれてたとかなんか恥ずかしい!だってさ、私が雲雀さんといるとききっとニヤニヤしながら私の行動みて楽しんでたに違いないし。


「どうなの?」

「何も、ないです」

「やっぱ雲雀さんはかわらないんだね」

「そうだね、今も昔みたいに2人でお茶したりするもん」

「みあ、そろそろ雲雀さん諦めたら、て兄として酷いこと言ってるのはわかるけど、みあがこの先幸せになれないかもしれないと思うとさ」

「ありがとう、ツナ兄
でもね、雲雀さんの近くにいる以上私は追いかけてしまうから、かと行って近くにいるのに離れてしまうのは耐えれないから」


だから離れるのは雲雀さんが誰かのものになったときにする。


うん、わかった。でも辛くなったり悩んだりしたらいつでも言いにきていいからな?とよしよしと頭を兄に撫でられて涙が出そうになった。

雲雀さんを諦める。

そんな日が、ことが、私にできるのかな。


20111124




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