さて此処にわたしの声を置いておきます
はやく窒息させてよ
息ができなくなってもいい
神さまにだけ愛されていてよ
その不器用まで愛せるよ
可哀想なきみから涙を盗んであげるね
あなたを終わらせるわたしが好き
あなたの神様≠わたしの神様
わたしの愛した明日へようこそ
このありふれた三十六度をやけに自慢気に分け合う僕ら
アンサーソングプロポーズ
真綿で目隠しをする貴方の、優しい残酷さが嫌いです
こちとら惑星に睨まれた身でして
待ってよこれは夢なんだから
冬が好きだよ、淋しくなるから
僕ら互いに歪み合うことが必要だった
色気付く前に僕を誘惑しにおいでね
愛してるって10回は言って
どうぞすきなだけきらってね
きみの夕暮れを吸い込んで、ふたりの朝日を吐き出すような
群青色のねごと
知りたがりな心臓よ、わたしの涙を止めなさい
赦してくれるな、ケルベロス
さめざめ、無我に耳を置く
ふたつの黒で手繰り寄せた
きみで終われ
空にうなされた小心者よ
くだらない宇宙神話
儚い秘密を纏って心臓をねらう
音のない海の真ん中で


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