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メガネ×メガネケース

「もう五時か…」

家中のカーテンを閉め、再び定位置へつく

「今日は何時になるんだろ」

体育座りをしながら一人呟き、静かに目を閉じた。

「お願いだから…早く帰ってきてよ」

時間は過ぎ、夜九時。
暗かった部屋の電気をつけ、部屋の主が帰ってきた。しかし、ケースが待っていたのは部屋の主ではなく、

「メガネさん!お帰りなさい!」
「ただいま、ケース」

飛びついたケースをしっかり抱き止めるメガネ。
わしゃわしゃと頭を撫でながら、「遅くなってごめんな」と謝る。

「明日は何時に出かけるの?」

もう待つばかりなのは寂しい、と目が訴えている。

「明日は休みだからずっと一緒にいられるよ」
「本当!?」

いっぱい遊ぼうね、とまた抱きついたケースの額にキスをして、メガネは優しく微笑んだ。



×よりも+の似合う二人です。


11????

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