拍手ログ_2
メガネ×メガネケース
「もう五時か…」
家中のカーテンを閉め、再び定位置へつく
「今日は何時になるんだろ」
体育座りをしながら一人呟き、静かに目を閉じた。
「お願いだから…早く帰ってきてよ」
時間は過ぎ、夜九時。
暗かった部屋の電気をつけ、部屋の主が帰ってきた。しかし、ケースが待っていたのは部屋の主ではなく、
「メガネさん!お帰りなさい!」
「ただいま、ケース」
飛びついたケースをしっかり抱き止めるメガネ。
わしゃわしゃと頭を撫でながら、「遅くなってごめんな」と謝る。
「明日は何時に出かけるの?」
もう待つばかりなのは寂しい、と目が訴えている。
「明日は休みだからずっと一緒にいられるよ」
「本当!?」
いっぱい遊ぼうね、とまた抱きついたケースの額にキスをして、メガネは優しく微笑んだ。
×よりも+の似合う二人です。 11????