小ネタ | ナノ


 ツイッターに流したやつ/ジャンルいろいろ

140字におさめてたり収まってなかったり/いろいろと雰囲気重視

【貴方は足立で『いつかの夢の続き』をお題にして140文字SSを書いてください。http://shindanmaker.com/375517】
夢を見ていた。そこでは凄惨な変死事件なんて起こっていなくて変な霧なんて出ていなくて町の雰囲気もおかしくなくて私の隣には彼が居てくれていつものようにへらりとだらしない顔で笑って手を繋いでくれた。目を覚まして隣を見ても貴方はいない。霧に沈みゆくこの町の何処にも貴方はいない。

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【貴方はギランで『素晴らしく救われないだけの、恋愛話』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517】
怒号と悲鳴と遠吠えが入り交じった喧騒の中、炎に照らされた血塗れの人影はへたりこむ私に向かって手を差しのべた。ギラギラと光る琥珀色の瞳に魅入られたのか、この場に不釣り合いな程に笑みを浮かべた彼の手を迷いなく取ろうとした私の視界の端で鈍く光る銀色を最期に、世界は闇に落ちた。

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【貴方は清光で『不意打ちで言うのはやめていただけますか』をお題にして140文字SSを書いてください。 http://shindanmaker.com/375517 】
主は俺を褒めてくれない。着飾らせてくれるし、手入れもしてくれる。大事にされているのは分かっているけど、それでもやはり淋しいものは淋しい。「清光、」と何度名を呼ばれてもそっぽを向いたままの俺に痺れを切らせたのか、「清光っ!」今までより幾分強い口調で名が呼ばれ、とうとう機嫌を損ねてしまったのかと不安になった俺が慌てて振り返った瞬間、唇に柔らかく暖かなものが触れた。目の前の主は真っ赤になった俺の顔を見つめ、してやったりとでも言いたげな笑みを浮かべたまま「清光、可愛い」などとのたまった。


いつかちゃんと書くかもだし書かないかもなのでとりあえず供養


2015/02/07 21:43
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