小ネタ | ナノ


 HTFパロでノボリさんの独白的な

その白い肌へナイフを突き立てると、耳を塞ぎたくなるような絶叫が○○の口から溢れだしました。それを無視して、更に深く深く、ナイフを刺し込んで、切り開くように傷口を拡げていきます。ごぽり、流れ出す命の源が私の手も赤く染めていって、それを舐めると甘い甘い味がするのです。ふふ、自然漏れ出した笑いを止めることなど、わたくしにできるはずもありませんでした。なぜでしょう、わたくしは○○を、心から大事に思っていたはずでしたのに。今このとき、わたくしは確かにわらっているのです。こうやって、切り刻むことがたのしいだなんて。この行為に、確かな悦楽を感じるだなんて、まさかそんな。まさか、そんな。
気づかなければよかったのでしょうか。人間がこんなにも脆く壊れやすい生き物だということに、この世界の狂った仕組みに、気づかなければ、わたくしは今でも○○と穏やかに幸せな日々を送れていたのでしょうか。時折何も知らない○○やクダリを恨めしくも思うのです。死んだ人間が生き返るだなんてそんな夢物語のような話を、いったいだれが信じてくれるでしょう。もしかして、これは、この悪夢のような世界は、わたくしの妄想なのでしょうか。わたくしは自分でも気づかぬうちに、○○を殺したいと、そうう願っていたとでも、いうのでしょうか。だとすれば、狂っているのはこの世界ではなく、このわたくし自身に他ならない。ああ、ああ、だれか、わたくしをこの悪夢から助けてくださいまし。

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ふと思いついたぶつ


2012/07/03 19:49
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