世界的にも有名な大会社の会長である男のパーティーは今夜も開催していた。世界中の権力者たちはこのパーティーにこぞって参加していた。待ち望んでいたのだ、この選ばれた人間しか参加できないイベントを。

規模はそれほど大きくない、選ばれた人々しか参加できないからだ。しかし用意された料理や飲み物は一流のシェフが用意したもので、どれも一級品だった。
メインである会長、大浜は滑らかな手触りのスーツを身に纏い、パーティーの入り口で一人一人を丁寧に迎え入れていた。このパーティーの客人は大浜の友人で、リッチなだけでなく趣味の似通う人々でもあった。
そう、例えばパーティーの入り口から入ってすぐ目の前にある大きな箱。黒塗りの箱は妙な存在感があり、大浜の背丈ほどある。

そしてそこには不自然に尻が飛び出している。少年好きである大浜は、最近メイドに迎え入れた高校生の少年を箱に閉じ込め、裸にさせその尻だけを箱の穴から出すように拘束していた。つまりは壁尻にし、見世物として客人を迎え入れていた。
黒い壁にうす桃色の滑らかな肌の尻が埋まっているのはどう見ても異様な光景ではあるが、客人はみな口を揃えてそれを褒め称える。

「美しい」「これは素晴らしい」口々に褒め称えた。中には「いいねえ」と少年の柔らかな尻たぶを握手がわりと言わんばかりに撫でるのが居たほどだ。
大浜は客人たちからのウケの良さに満足げに笑い、メイドの少年である遊佐の尻をぺしと叩いた。

「んっ、あっ!」
「褒められているよ、嬉しいだろう」
「んな、わけねぇだろ...!」
「口の悪さはそのうち直さなきゃねえ。ほぉら」

ぱしり、とまた叩く。力は強くないが中に入る遊佐は少し触れられるだけでも、何故か感じていた。
箱の中からくぐもった声で罵倒が聞こえていたが大浜は気にしなかった。こういう時期があるのもまた、大浜にとっては楽しみに1つだったからだ。
また1人客人が来た。呼んだ中では最後の客のようで、開始時間ギリギリだった。車を降りてから早足で来た客は大浜に挨拶してから、箱の前で足を止めた。彼もまた壁尻を見つめて感嘆の溜息を零して、拍手までした。

「いやあ、相変わらずいい趣味ですねえ」
「そうだろう?調教もまだ全然のちょっと暴れん坊なんだけど、それも可愛いだろう。口が悪くて子犬のようにキャンキャン吠えてるんだ」
「ほお…随分と若そうですね、肌つやもいい。幾つです」

男は柔らかくシミ1つない肌を息がかかるほど目の前で眺める。

「高校2年生…17歳だったかな。いやあ上物を手に入れたよ」
「羨ましい限りですな...是非とも味見を。触っても?」
「もちろんどうぞ」

客人は高級なスーツが汚れるのも厭わず、カーペットの上に膝をつくと、柔らかな尻たぶを両手で割り開く。奥にはまだ開拓されていない綺麗なくぼみが、冷気にあたってかヒクリと震える。そこにむけて客人はふうう、と息を吹いた。

「あっ、なにっ?み、見るなぁッ!」
「声もいい。感度も良好だね」

慎ましげな窪みを軽く指で撫でると、びくびくっと尻が震えて連動するように箱が微かに揺れる。

「おいっ!...んぅ、あっ」
「いい色ですね…まだ処女ですかな?」
「まさか。買った日に私が貰いましたよ、それ以来は手付かずですが。悲鳴をあげていで噛みちぎりそうなくらい締め付けられましたよ」
「ひ、ぃ、あっ」
「なんだ、大金叩いて買おうかと思ったのに。残念だ」
「私の子なのでね。調教後ならいくらでもどうぞ」
「そうかい、是非ともそうしよう」

大浜は軽く笑いながら遊佐の真ん丸い尻を撫で回した。客人は無防備に晒されたその尻と奥の秘所に笑みをこぼす。そしてそっとアナルに一本指を差し込む。
ぶちゅっ...。
ぷるんと尻を揺らしてきゅうと締め付ける遊佐の尻を見て大浜は満足そうに笑った。

「はぁーっ、やめ、ろぉ!」
「良いでしょう?」
「ええ、かなり。可愛いですね」
「これからのパーティーの乾杯にこの子を使うんでね」

指をじゅぽんと抜くと、思わずと言ったように遊佐の声が漏れた。

「んぁっ」

客人はそれにくすりと笑うと「楽しみにしているよ」と言って中に入っていった。

パーティーホールは賑わっている。楽しそうに話す客人たちの間をすり抜けるように動いて飲み物を運ぶのはみなどれもレースで透けたメイド服を着る少年ばかりだ。彼らの晒された脚や腰を悪戯に撫でながら、客人たちは大浜を待っている。
パーティーホールのマイクが置かれた、一段高い舞台に先ほどの壁尻の箱が持ってこられた。たださっきと違うのは箱の穴から突き出ているのは尻だけでなく、小さく手つかずなペニスもあった。そのペニスはたらんと垂れている。

「さあみなさん乾杯をしましょう…しかし私が今持っているのは空のグラスです。肝心の飲み物がない」

大浜は何か余興をやるようだ。
空のグラスを高く上げて意味深に見せつけた。同じ趣味を持つ男たちはすぐさま意図に気付いてにやりと笑う。

「そこでこの新人メイドである遊佐に準備をして貰いましょう」
「おお!」
「それはいい。乾杯にふさわしい!」
「さあ、ここの彼はまだ17歳。童貞も卒業していない少年でしてね。この前先に処女を私が頂いたんですよ」

挨拶にしては下品な単語が並んだ。
それを聞いているのは客人だけでない。遊佐の尻は恐怖にびくっと震える。もちろん、これから起きる余興など全く知らされていなかった。同時に舞台上にある大きな液晶画面のスイッチが入ると、そこには箱の中に入る遊佐が映っていた。
短い黒髪はスポーツマンらしく見せて健康的に焼けた肌は部分的には色が白くそそるものがある。映った顔にはそばかすが散っていて幼さが見え隠れしていた。腰だけを高く突き上げた状態で手足を黒いベルトで、腰は箱の穴に固定されている。真っ赤に染めた顔は恥ずかしげだが目だけはぎらりとしていて強気だ。
どうやら隠しカメラのようで、気付いていない。ただ一方的に見えている少年の幼さや可愛さに客人は大いに湧いた。

大浜は今度は素手を上げて注目を浴びると、遊佐の尻を撫で始める。形もよく触り心地もいい若々しい張りのある尻を、指で軽く摘んだり軽く叩いたり。その度に顔を赤くして「んっ」と遊佐は喘ぐ。カメラは音も拾うのか、小さく喘いでもパーティーホールに響き渡る。
むぎゅっぐにゅっ。

十分撫で回したあと、大浜の二本の指が遊佐のアナルに潜り込むと、遊佐は一気に顔を歪めた。

「あっ...んっんっふぅぅ...ッ」
「いやぁ実に反応が良いでしょう?」

じゅぶっぬぷっぬぷっずぶっ

「あうっあ、はぁッ!ゆっゆびっ、入れんなぁ...っ」
「まだまだ指2本ではキツいんですけどね、反応はとても良い。もしかして彼はお尻を弄ってたことがあるのかも知れないなあ」
「っ、ううっ!」

ぱか、と開いた口からは絶え間なく甘い声が漏れている。大浜の言葉には悔しそうな顔をしたが、すぐに蕩けた厭らしい表情に変わる。時折我慢しようともしているようだが、結局は耐え切れずにあんあんと鳴く遊佐はかなり敏感だ。
大浜は手首からぐるりと回して、2本の指で熱いどろどろとした内壁を擦り弄ぶ。キツいとは言えかなり湿っていて動きはスムーズだった。

「抜けっ...!あ、あ、あぁッ!」
「ふふふ」
「あっ、んっ」

じゅぷっぶじゅっ
卑猥な水音は前の方に座る客人の耳にも届くほどだ。

壁に嵌った尻が逃げようと上下に震えているし、画面の遊佐も太ももに力が入っているのがよく見える。
その力も奪うように、大浜が慣れたように探り当てた前立腺を突き上げると遊佐は目を見開いてかぶりを振る。

「はぁっ、あ゛っ、うぁあっ!」

ぐりっぐにぐにぐにっ...!

「あっ、あぁッそこっ…だめっあっんんんあんっ!」
「今前立腺に触れているのですが、かなりこりこりしていて、触ってくれと言わんばかり何ですよ」

客人たちから笑いがこぼれる。
前立腺を弄られたことで、力なく垂れていたペニスも硬さを持ち始め先走りを零している。身を捩ろうにも拘束されて動けず、むしろ指の位置が穴の中で変わって新たな快感を呼んでいた。ただ快感を逃がせず叫ぶように喘ぐしかなかった。

「あぁんっ!そ、こ…っ!あーっやめろっああッ!」
「声が聞こえてしまうよ遊佐」
「っ!......んーっ!んぅうっふ、ぁあ...声っ、出ちゃぁ、うっ!」
「いやはや、はしたない」
「も、やめっ...ああっ、やだぁ―――ッ」

声がとっくにマイクに拾われ、音声とともに流れているのに快感に翻弄されている遊佐は気付いていなかった。恥じらいながらもすぐに顔を赤くしてその快感に屈する様子が大画面に映し出される。
強気な目が、剥き出しの敏感な箇所を弄られて蕩けていく。だらりとだらしなく開いた口から赤い舌が垂れ、その先から唾液が糸を引きながら落ちた。

じゅぶっじゅぼっじゅぶっ
ぐじゅっじゅるっ!

「ひあっあああ!はぁーっ、そ、こっ…あ、あっ!」

身体を伏せた台に必死に爪を立てて快感を凌ごうにも難しい。一際大きくなった声と、見開かれた目が客人たちに遊佐の限界を伝えた。

「いくっ、い、くぅ…!あ"ぁーーーッ!あっ、あんン…ッ」

ぎゅ、と握りしめた拳が白くなる。箱から飛び出した尻はぶるぶる震えていて、絶頂を乗り越えるとガクッと脱力する。ペニスからは先走りがだらだらとこぼれ続けるだけでイった様子はない。ナカイキしたようだった。指がずるりと抜かれると、焼けてない尻の割れ目から赤く色づくアナルが物足りないと言わんばかりにパクパクしている様子がよくわかった。
絶頂の余韻にぼんやりとした目、赤くなる頬、口元からは涎が垂れひどく扇情的な顔が映る。
あまりのいやらしさに客人たちの喉が鳴り、一瞬の沈黙の後おおー、と歓声が上がる。遊佐の意識かハッとしたように戻り、穴から抜けようと身体をガタガタと動かした。もちろん逃げられなかった。

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