「明日も、ここで仕事をするんだけど…っ、リョウのエッチな姿がすぐ頭に浮かんで、仕事がっ、出来なさそうだよ」
「あぁッんっ!あっ!…言わないで、っ!」
「リョウもこの部屋に来るたびに僕のことを考えてくれるように、なるかな」
「ぁ、ああッおく、っ、ごりごり、しないでッ…ひぃ、あッ」

早瀬は、マシューの言葉につい想像してしまう。きゅう、と締め付けてしまうと弄ぶように奥を穿たれ快感に嬌声が止まらなくなる。
目を潤ませながらも言葉だけの抵抗をする早瀬のいじらしさにマシューは呼吸を荒くしながら、前屈みになりその顔を覗く。

「ぁ、っ…見ないで、っ」
「可愛い…僕の首に腕を回して…ほら、こっち」
「なに…?ぁ、…あっ、だめだっ、て、…っ〜〜〜ッ!」

背中から持ち上げられ、咄嗟に腰には足を、首には腕を巻きつけて落ちないように力を込める。それでも自重で一層深く奥を貫かれ、その衝撃で仰反る。晒された白い喉にマシューは吸い付きながら、その軽い身体を揺さぶり始める。

ずんっずんっズンッズンッ
じゅぶぶっじゅぷっぬぶっじゅぶっじゅぷっ…っ

「だめ…ッああっ!うそっ、ましゅー、んっあ゛ッあっ!おろしてっ、!」
「羽のように軽いな、驚いたよ…ああ、すごい締まってきてる」
「んっんっ、奥やだっだめだって…あ゛〜〜ッだめだめだめ…ッ!」

駅弁という、AVでしか見たことないことをされ早瀬の頭の中は真っ白になった。不安定な体制が恐怖を生み出し、同時に快感も与えられ頭の中はぐちゃぐちゃになる。
ずり落ちた身体を持ち上げられ、落とされ、休む間もなく何度も何度も突き上げられ、指先から腹から足の先まで、快感で震えた。
ひっきりなしの快感が波のように早瀬の思考を飲み込んでいく。

「リョウ…気持ちいい?」
「あ゛っ!あ、んッわかんな、っへん、ッ変になって、ぅ、〜〜〜〜ッあああッ!」
「それが気持ちいい証拠だよ」

かなり辛い体制にも関わらずマシューは屁でもないように責め続けていた。実際に体格もよく鍛えているマシューにとって早瀬は体重も軽いし細いからとるに足らない。
マシューはしっかりと早瀬の身体を抱え直すと、その分胸板同士がくっつくほど近くなる。それから掴んだ尻を揺さぶると、さっきとは違う刺激が早瀬を襲った。

ぐちゅっ…ぐちゅっぐぢゅっにちゅっ……

「ぁ、あ゛〜〜ッまって、こすれちゃう、からぁッだめっすとっぷ、ましゅー、ッあっんっあっ、ああッ!」
「すごい可愛いな…こうやってすると、堪らないだろ」

早瀬の性器は、マシューの腹筋に押しつぶされ、上下する動きで揉みくちゃにされていた。裏筋も玉も先っぽも関係なく、余すところなく全てに快感が走り、早瀬はがくがくと震え、ぽろりと涙を零す。
非情にもその間もマシューは底の見えない体力で早瀬を責めていた。

ぬぷっずぶっぬぷっぬ゛ぷっ
ぐちっぐちゅっぐぢゅっくちゅっぐちゅっ…

「あ゛っああ゛〜〜ッ!擦れてるっ、そこ、もうだめ、ァ…ッましゅ、いじめないで、ください…っ」
「いやらしいな…もっと虐めてあげたくなる」
「やめてっ、やめ…っああぁあ゛っおかし、おかしくなっちゃう、から…ん、あ、あぅう…ッ!」

自分を支えているのがマシューの腕だけという状態で、逃げようにも身体がずり下がり、限界まで奥を突かれて身体の力が抜けるのをまた支えられて揉みくちゃにされる。そんな繰り返しで、太い首に縋り早瀬は額を擦り付ける。
そんな可愛らしい仕草にマシューはどんどん底の無い沼にはまっていくのを感じた。

「もっと…虐めてあげるよ、ここが特に感じてるスポットだろ?初めてでこんなに感じるなんて、リョウはえっちだね」
「えっ、ぁ、……っ、は、ぁああッん!んっ!ちがっ、やめてっちがうぅ…っあっ!あ゛ぁあ〜〜!」
「あー…可愛い、可愛いなあ…こっち見て、ほら…キスしてみて…」
「ん、む…んんん〜〜ッんっ、はあ、ん、く、ッ」

また、きゅ、と反応してみせる早瀬が愛おしくいっぱいいっぱいの早瀬に口づけを強請れば、意味もわからないままキスをしていた。マシューが興奮しているのが手にとるように分かりそれが余計に早瀬を刺激する。
勝手にきゅんきゅんとする自分のアナルに早瀬は訳が分からず、そのまま締め付ける。

「ぃ、あっ…やだ、ぁ…っ」
「気持ちいいって言ってごらん、…リョウ」
「ぁ、んぅ、っ…きもちいい、…ッ」
「何度も言ってみて。こんなにきゅんきゅんしてるお尻なんだから、気持ちいいよね」
「っ、あ゛っ!…きもちいぃ、…ましゅー、気持ちいいからぁ…ッあっんんんんッ…〜〜〜〜ッ!」

気持ちまで負けてしまって、素直に快感を認めると、その気持ちよさが何倍にも膨れるのが分かった。肌が擦れるのも、髪が肌をなぞるのも、尻を掴む指圧も、全部全部感じてしまう。
マシューは小ぶりなお尻を両手で鷲掴み小刻みに揺らす。ナカを細かく激しく抉るだけじゃなく、前まですり潰される容赦のない動きに、目の前がちかちかするような衝撃が身体に走り、早瀬の全身に力が入る。

ぬぶっぬ゛ぶっずぶっじゅぶっずぶぶ…っ

「だめだめっ…ましゅ、マシュー、っきもちいから、ッ気持ち良すぎてっあ゛っあぁあ゛!ひ、あ、んむっ…ッ」

感極まって口付けるマシュー。
舌を絡ませながらのキスで呼吸が苦しくなり、どこもかしこも責め立てられ窒息しそうだった。

快感に身体が痺れ、口端から溢れた唾液をマシューに啜られ、鎖骨に噛みつかれる。
それが引き金だった。

ずちゅっずちゅっぶちゅっずちゅっ
じゅぶぶっじゅぶっ…

「あ、…くる、きちゃ、ぅ…あ゛ッ!だめぇ、でちゃう……ッ!もう、だめっあっあっ!あ、あ、ッあああ゛あ゛ッ!」

前立腺を硬いエラで思いっきり擦り潰すような突き上げに、強制的に絶頂に押し上げられる。中のものがドクンっと脈打つのが分かり、その期待感がより早瀬の絶頂を早めてしまう。意識が焼き切れるようなアクメに早瀬は顔を歪ませた。

「っ、…!」
「あ、あ゛〜〜〜っ…ん、ぁ、っ…あ、あ…ごめ、なさ…っ」

搾り取るような締め付けにマシューも堪らず絶頂していた。
痙攣する早瀬は自分が出したものでマシューの服を汚していたのが視界に入る。咄嗟に口をついて出た謝罪の言葉にマシューはくすりと笑った。
思考はそこで終わり、早瀬は「あ、あ、」と溢しながらもガクンと意識が落ちる。抱き上げた早瀬を下ろすことなく抱え直すとソファに横にさせた。その際に抜け落ちたマシューのものに「ん、ぁ」と感じて、どぷりと吐き出した精液を見たマシューは、額に汗を滲ませている早瀬を撫でながら「かわいい」と囁いた。

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