家族の会話
「すっげ〜、何コレ!?」
兄弟みんな大はしゃぎ!
「ハイハイ、手を洗って来なさ〜い。」
我先にと、みんな洗面所に走る。
あたしはポットのお湯でインスタントのお吸物を作った。
「いただきま〜すっ!!」
今日は瑠乃も加わり、いつもより更に賑やかな食卓。
「海は卒業式って来週だっけ?」
「そうだよ。」
めいっぱい頬張っている海は、瑠乃にからかわれた。
「ランドセルが重くて学校行きたくないって泣いてたクセにね。来月から中学生?嘘みてー!!」
「うるせーな、瑠乃!そんなの昔の話しだろ!?」
「アハハ!海、超カッコ良いよ。お兄ちゃんになったね!」
兄弟のいない瑠乃は、海や弟の朔(サク)をからかい、妹の紅(コウ)と遊ぶのが大好き。
「瑠乃がこーこーせいってのも変なの。」
「何で?朔の姉ちゃんだって高校生だよ、変じゃないし。」
「だって姉ちゃんは瑠乃よりしっかりしてるもん。」
「ちょっと朔。ソレどういう意味だ!?」
あたし達は食べ終わってもずっとしゃべっていた。
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