兄妹ものはお断り!!(くそげー)1

リク:惣一×黒琥でセーラー服




「はい、腐った世界のために呼ばれて、頼まれてパカパカパァ〜〜ン!!」
そう叫びながら蝙蝠がオレの部屋に押しかけてきた。
思わず、身の危険を感じて逃げようとしたが蝙蝠はこっちのことなどお構いなしにハァハァ言いながら近付いてくる…非常に気持ち悪い、今日はいやに増して気持ち悪い。
「っ来るな!」
「はぁはぁいいよねぇ、これも腐女子諸先輩方のため!ボクのため!!ちょっと人肌脱いでもらうよ!!」
そして蝙蝠は俺の顔面にバシンッとぶつかってきた。

「なにしてんじゃコラーーーーー!!!」
と叫んで蝙蝠を顔から引っぺがすと、普段と違う高い声が自分から出ていることに愕然として「えっ?」と思わず怯む。
恐る恐る引っぺがした蝙蝠を見ると、俺が握りつぶした衝撃でキュウッと目を回していて。
…俺自身に起こった事態への説明はされなかったので愕然とする。
だって蝙蝠を握っている腕は細く白い「女」の腕だったからだ。

「えっなに、なんだよこれ」
声も高い女の声。
馬鹿なこんなことある訳ないと握っていた蝙蝠を放り出して部屋の姿見に自分を映すと…俺がいた…俺の女Verってこんなのだろうっていう俺がいた。
漆黒の髪はサラサラのショート、白い頬とピンクの唇…どういう訳がご丁寧にセーラー服まで着ている。
心が折れそうだ。

「なんだよこれっ!!」

再び絶叫、だがそんな尋常じゃないオレの声を誰も聞かない訳など無く。

「おいっうるせぇぞ」と言って俺の部屋に入ってきた惣一に俺は今度こそ瞳を見開いて固まった。
「あっぅえっ」意味のなさない言葉を紡ぐ俺の口。
そんな俺を驚いたように頭から爪先まで見下ろす惣一…なぜこんなことに。
「…お前、黒琥?」
「そうです」思わず敬語になってしまった。
そして惣一はそんな俺の様子など頓着なくニッと悪童のように笑う。
「へぇ、随分美味そうじゃねぇか…味見してやる。」
「えっ?」
それどういう意味だよと問う間もなく、腕を掴まれて奥の敷いたままになっていた布団の上に投げ出される。「やめてっ」と言う前に圧し掛かられて口付けられた。
黒琥は全く抵抗できなかった。伸し掛かる男の力強さに抗えなかった。
セーラー服の隙間から惣一の大きい手のひらが入り込んで撫でられれば、ゾクゾクっと体が震えて快楽を拾う。そしてそれに無防備に開けた口から舌が侵入してきて、クチュリッと口内を蹂躙された。
「っっぁっ」
押しのけようとしてもビクともしない惣一に、俺は女の力がこんなに弱いのかと俺は実感した。
全く抵抗できない。

本当に女は守らなきゃいけない存在だっていう言葉が実感としてわかる、あまりに男という性が強すぎて怖い。
そんな風にキスで考えが纏まらないうちに惣一の手が俺の背へ回り、プチッという音ともに俺の胸の圧迫が緩まる…信じらんねぇ、片手で器用にブラを外すなんて!!!

俺の胸がもやもやして、どんだけ女を喰ってるんだよ!と訳の分からない怒りが溢れた。

そこからはあれよあれよという間に、服をひん剥かれ、愛撫で蕩かされながら犯された。
女の体は胸もなにもかもが敏感で男とは感じ方が違うことに戸惑いながら俺は惣一を受け入れる。




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