長編開始別ver
俺はひとりで・・・
オヤジが居ない。
エースも、サッチも居ない。
この世界何処を探しても。
いない
死んでしまったから
そんなこと俺は耐えられねぇよい。
それなのに自分の中の脆い何かが、
自分を支えているのが酷く不思議で堪らない。
堪らない。
泣きたい、
叫びたい、
意識を失くして現実逃避したい。
この現実から逃げ出したい。
力一杯、握り締めた拳が手の平に食い込んで傷を作った。
『大切な君』
そして俺は現実を目の当たりにする。
「おーい、マルコ。どうしたよ!起きろ!寝坊だぞ!」
声が聞こえた、酷く懐かしくて心揺さぶられる声が。
<後書>
本館を改装してたらONEPIECEという項目が非公開で眠ってました。
あれ?と思って開いたら現在の逆行長編の素が出てきました。
大分前から考えてたのねと実感。
今に比べると、本当に短いですね。
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