02
コンコン、
「……」
何の物音も無い…ナルトはいないのか?シカマルが溜め息一つ溢し、火影室の扉を開けた。其処には、涎を垂らし寝ているナルト。
「ッタク、めんどくせーな。起きろナルト!任務貰いに来たんだからよ!」
「ムニャ、サ、サクラちゃ〜んっ!……ぐっ、苦しいってば!」
………
一体どんな夢みてるの?
「…ナルトさん、起きて下さい!」
「ナルト、起きろ!」
ナルトを起こすこと小一時間…
「グッモーニング!シカマル、なまえ!」
「「…」」
その後、シカマルは任務を貰う(奪う)と直ぐに消えてしまった。ドロンという音と共にシカマルが忍者ぽかった←忍者です。
「わりぃ、わりぃ…起こしてくれてサンキューだってばよ!」
「い、いえ。あの…実は、頼みがあるんです。」
「……」
「あ、あの〜ナルトさん?」
「やだ!」
「へ?」
「やだだってば!」
……
まだ、何にも言ってないよ…
駄目だ、泣きそう
涙なんかとうに枯れたというのに
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