我家でRPGしてみる


※前編のつづき
※やっぱり会話だらけ
※台本書き(例:三成「ひでよしさまぁぁ!」)
※ゲスト出演あり




隣の国に着いたよ

佐和「隣の国ことO阪帝国に着いたよ」

小太郎(展開早いな)

佐助「名前からして既にフラグじゃん」

佐和「おだまり」

佐助「さーせん」

小太郎「……ハッ」(嘲笑)

佐助「よし歯ァ食いしばれ」

佐和「仲良くしなさい」

小太郎「………と言うか…何をしに、行くのですか……?」

佐和「なんか最近魔獣の群れが出て近隣の村を襲ってるんだけど、城の兵士達は防衛と魔王軍との戦で手が空いてないから自由に動ける旅人を募集中なんだって。襲われた村からはお菓子がごっそり無くなるらしいよ」

佐助(間違いなく真田の旦那だ)






秀吉「………我が王だ」

半兵衛「彼こそがこの国の王、秀吉だよ」

佐和「ちわーっす」

半兵衛「無礼極まりないね」

佐助「何でアンタら普通に登場してんの?ねぇ何で?」

秀吉「ゲスト出演だ」

半兵衛「たった10人で物語が進行するわけないじゃないか。RPGパロなんだよ?」

佐助「メタ発言やめてお願い」

半兵衛「それはそうと、募集の貼り紙を見て来てくれたんだね。感謝しているよ」

佐助「貼り紙て。オーディションじゃないんだから」

半兵衛「何か言ったかい?」

佐助「別に何も?」

佐和「で、どこの村行けばいいんですか?」

秀吉「南の村だ」

半兵衛「トサという港町でね、最近村の住人が山の中を彷徨く魔獣を見つけたらしい。近々襲われる可能性があるから先に行って待ち伏せてほしいんだよ。ねっ秀吉」

秀吉「うむ」

佐和(バイリンガル…?)

小太郎(通訳竹中…)

佐助(通訳仮面…)

佐和「因みに報酬は?」

半兵衛「前金300,000ゴールドと、もれなくうちの兵士長三成君が仲間になるよ」

三成「はい!?」

佐助「えっ、ちょ、」

佐和「よし乗った!」

半兵衛「交渉成立!」

佐和・半兵衛「「イエイ!」」

三成「お待ち下さい半兵衛様!何故!」

佐助「これもしかして………厄介払」

三成「半兵衛様ぁぁぁぁぁ!」

半兵衛「落ち着きたまえ三成君。君は我が国における重要な戦力だ。手放すのは正直惜しい。だが、魔王の復活はこの国だけではない。世界の危機なんだ」

佐和(幸村どんだけ怒ってんだよ。キャラメル盗み食いされただけで)

半兵衛「三成君、これは任務なんだ。勇者たる佐和君と共に戦うことが、結果的にこの国を、世界を救うことになる」

三成「!半兵衛様…」

半兵衛「それに、シナリオ上勇者パーリィは勇者佐和君、母猿盗賊、紙防御賢者、戦士三成君になっているんだ。ページ数もないし、長ったらしい戦いと説得の後仲間になるなんて時間も文字数もかかることはやってられないんだよ。だから僕らからの命令で仲間になるねが手っ取り早いだろう?」

三成「それが本音でしょう!そしてメタ発言はお止め下さい!」

佐助「母猿盗賊…」イラッ

小太郎「紙防御賢者…」イラッ

佐和「落ち着け」

半兵衛「………と、秀吉も言っているよ」

秀吉「!?」ブンブンブブンブブブブン

佐和「めっちゃ首横に振ってますけど」

三成「……ひ、秀吉様…」

秀吉「…………」ボソボソ

半兵衛「?なんだい秀吉」

小太郎(通訳……)

佐助(通訳…)

佐和(バイリンガル…)

半兵衛「………うんうん。えっとね三成君」

三成「は、はい!」

半兵衛「辛くなったら、いつでも帰ってこい。風邪をひくな。…そして、帰って来たら、旅の話を聞かせてくれ。………との事だよ」

三成「ひっ…ひでよしさまぁぁぁ!!わかりました!この不肖三成、必ずや魔王を討ち取ってみせます!」

佐和「おっ、んじゃついてきてくれるんだね三成」


三成が仲間になった!


三成「足を引っ張ることは許さない」

佐和「それじゃ、トサに行くぞー!」

『おー!』

佐助「って結局1800文字近く使ってんじゃん!」

半兵衛「いってらっしゃーい。お土産は何でもいいからねー」

秀吉「…」コクン




トサと初めてのボス戦

佐和「いや初めてのボスも何もまず戦闘シーンすらないからね」

三成「おい雑魚は殆ど賢者が倒していたではないか。私のいる意味はあるのか。無いだろう。よし帰る」

佐助「いやまだトサついたばっかだからね」

元親「おっ、やっと来たかオメーら」

佐和「我輩は勇者である」

元親「うん、知ってる。まあそれはさておき、最近この村の回りを魔獣が彷徨いてるってのは聞いてるよな?」

三成「ああ、私たちはそれを斬滅するために態々秀吉様からの命で渋々来てやったのだ感謝しろ」

佐助「なんて押し付けがましいんだ」

元親「…ま、まあ、他の村から聞いたところによると魔獣は夜に来るらしいからよ、宿にでも泊まって待っててくれ」

佐和「りょーかーい」

小太郎「……では、行きましょう…」


や ど や


佐和「ここでステータスのお復習です」

三成「何故だ」

佐和「だって私のレベルも三成のレベルも公開されてないし、道中の雑魚戦で少なからずレベル上がったもの」

佐和:勇者 Lev.25
武器:メイス 攻撃力130 防御力250
素早さ120

佐助:盗賊 Lev.28
武器:短刀 攻撃力233 防御力300
素早さ500

小太郎:賢者 Lev.29
武器:ブーメラン 攻撃力900 防御力21
素早さ890

三成:戦士 Lev.34
武器:剣 攻撃力.380 防御力120
素早さ999

三成「おい待て!なんだこの賢者の攻撃力は!チートだろう!」

佐助「アンタ自分の素早さよく見ろよ」

佐和「勇者が一番弱い件について」

佐助「ってかメイスって…微妙な武器使うね」

三成「というか、賢者は何処に行った?」

佐助「防具買いに行ったよ。前金の30万で」

佐和「防御力カバーしないとまずいもんね。回復役真っ先に沈んだら大変だもの」

三成「城に帰りたい」


そ し て よ る に な っ た


キャー!
ワー!
タスケテー

小十郎「オメーら!作物と住民と家屋には手を出すなよ!菓子だけ持ってこい!」

住民「助けてぇぇぇ!」

魔獣「ギャハハハ!おいテメーら!菓子を寄越さねーと悪戯すっぞォォォ!」

佐和「ただのハロウィンじゃねーか!」

ガツンッ

魔獣「ガフッ」

三成「時期外れだ。出直してこい。そしてこの菓子は没収する」

佐助「それアンタが食いたいだけだろ」

小十郎「ん?何だお前らか。まさかこんなところで会うとはな」

佐和「私もまさか小十郎さんが中ボスとは思ってなかったわ」

小太郎「………というか、貴様は独眼竜の、部下ではなかったのか…?」

佐助「あっ、確かに。今回魔王真田の旦那だもんね」

三成「そしたら貴様も敵でなくてはおかしいだろう」

佐助「いいじゃーん。俺様だってたまには真田の旦那の呪縛から解き放たれたいの!」

元親「おーい、脱線してっぞ」

『あ』

小十郎「まあなんだ、ぶっちゃけこんな菓子どうでもいいんだが、シナリオ上戦わなければ話にならん。やるぞ」

佐和「ぐっだぐだだなぁ…」

元親「あ、因みに俺ゲストメンバーで参戦しまーす」

三成「なん…だと…?五対一か!?」

小十郎「雑魚魔獣が無数に湧いて出る仕組みになっているから五対無数だ」

小太郎「イオナズン」

チュドーン

小十郎「なん…だと…」

佐和「あえてイオグランテを使わないのがいいね」

三成「あっという間に一掃されたな。というかもう賢者だけで戦えるだろうこれ。私は城に帰ってもいいな、帰らせてもらう」

元親「落ち着けよ」


佐和「じゃ、いきまーす。ていっ」

ポカッ

小十郎に5のダメージ!

佐和「すくなっ!私どんだけ弱いの!?」

三成「どけ、私がやる」

シパパパーン

小十郎に合計102のダメージ!

佐和「合計って何!?」

三成「最大五回まで当てられる」

佐和「じゃあ一撃20ダメージくらいってことじゃん!」

三成「なん…だと…」

佐助「それ多用しすぎ!」

元親「片倉の防御力は720みたいだぜ」

佐助「高っ!なんで皆こうもチートしてんの!」

元親「オマエモナー。よし、援護してやるよ」

元親はバイキルトを唱えた!

攻撃力が二倍になった!

佐和「おー!ってにーに何の職業なの?」

元親「魔法使い」

三成「にあわな」

元親「うっせぇぇぇぇ!!」

佐助「ま、取り合えず助かったね。これで一気に」

ズパーン

佐助「ぐふっ」

小十郎の葱乱舞!

佐助に50のダメージ!

佐和「何てこった…攻撃も強いなんて…」

三成「その前になんだあいつの武器は!葱か!?」

元親「クッ!だったらこうだ!」

元親はスクルトを唱えた!

防御力がちょっと上がった!

佐和「魔法使いってスクルト使えたっけ」

元親「こまけぇことは気にすんな!」

佐助「とにもかくにも、早く終わらせないと…!」

ズパーンスパーンシパパパーン

小太郎の攻撃!

小十郎に合計8162のダメージ!

小十郎「ぐあっ!」

小十郎は倒れた!

『』

三成「もうあいつ一人でやればいいだろうに」



小十郎「えーと…「くそっ、覚えていろ!オメーら退くぞ!」ってなんだこの雑魚臭溢れる台詞は」

ザッザッザッ

佐和「もう…グダグダだわ」

元親「助かったぜ!ありがとな。よかったら次の大陸まで乗せてくぜ!」

三成「私は城に帰……」

佐助「さあさあ行くよー」

小太郎「……」ズルズル

三成「はっ!はなせ!貴様ら!はなせぇぇぇ!!」

佐和「そしてまだ続きます」


後編2に続く!




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