うううぅっ―・・・
あれから何十回と襲撃を繰り返しては失敗―・・・
残りのアクマは・・・・・・
1体。
「なんでこぉなるのぉぉぉぉお!!」
私はただあの人の名前が知りたいだけなのに・・・・・・
ええい!!
このポンコツめ!!
無駄にそこにいた残り1体のアクマに八つ当たりをする。
アクマ無駄使いしたの千年公に怒られるぅ〜〜
あぁ・・・
やっぱりノアの一族とエクソシストの恋は叶わないというの―・・・??
ラ「大槌小槌、満、満、満!!」
急に目の前に現れたあの人・・・
あろうことかイノセンスを発動している。
相方は居ない
別行動だろうか・・・・・・
じゃなくって!!
え!?
なんで!?
ノアってバレてるぅーー!?
するともの凄い爆音とともに何かが壊れる―・・・
ラ「大丈夫さ??」
「へ??」
我ながらなんとマヌケな返事だろう・・・
ラ「って、あれ??アンタさっきの・・・」
覚えててくれたぁぁぁぁぁぁあ!!
あ・・・
感動で目が・・・
涙で視界が・・・
ラ「って、うわぁ!!ど、どーしたんさ!?もう大丈夫さ!!だから泣くなって・・・」
違うの
違うんだよぉぉお
さっきまで私の命令でアクマを出陣させていたというのに・・・
この人は・・・
私はなんて馬鹿なのだろう―・・・
ラ「アンタ、名前は??」
「へ??」
またもやマヌケな返事を・・・
ラ「いや、さっきからアクマが何回も襲って来てるから。一人じゃ危ねぇさ。俺が安全なとこまで送ってくから。だから、名前教えてさ??あ・・・俺はラビ、よろしくさっ」
きゅぅぅぅぅん///
なななななんて優しくて、素敵な笑顔!!
しかもこんなにも男らしくって・・・
ハッ!!
こんな事を考えている場合ではない!!
せっかくのチャンス無駄にするものか!!
さっきの残りのアクマに感謝ッス!!
「あ・・・ああありがとう、ごごごごございます!!ランと言います!!」
あぁ!!
緊張しすぎて声が裏返ったぁぁぁぁぁあ!!!!
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[mokuji]
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