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迷子発見


スコールと一緒に歩いていると、森を抜けたところでできょろきょろと周りを眺めているラグナを見つけた。嫌な予感しかしない。どう見ても迷ってる。

「スコールあれ…」
「……またか」

隣のスコールに視線で訴えながらラグナを指差す。呆れの溜息が返ってきた。額を抑えてうなだれるスコールに俺は何とも言えない表情を浮かべる。

その間にもラグナはきょろきょろうろちょろしてあちらこちらで首を傾げていた。ああもう地図見ないで歩こうとするなよ…。

「どうする?道教えに行く?」
「いや…教えても迷うだろう…」
「だよなあ…前もこうやって道教えてすぐ迷ったもんな…」

とりあえず放っておきましたとさ。

「さ。じゃない、さ。じゃ。酷いぞ二人とも、俺のこと仲間外れにすんなよ〜」

と思ったけどすぐにラグナに見つかった。

「ああ見つかった!スコール!」
「お前がもたもたするからだろ、○」

「はいそこ喧嘩しない。目の前でやられると流石に傷つくぞ?」



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