Dear*はゆ様
2021/11/04

はゆさんこんにちは!
爆速で来てくださってありがとうございます、一文字ずつじっくり読ませていただきました。

まず何よりも、私が伝えたかった想いを的確に汲み取ってくださりありがとうございました。
そうなんです、皆がご馳走やいつもと違う飾り付けに囲われて賑やかに楽しむこの日に本物の地獄を見た人がいたんです。

仰る通り、私が描くシリウスは多分原作より多少大人びている…というより、理性的な面が強いと思います。
そこに根差すものとしては一応「アズカバンにいても狂気に呑まれることはなかった」という3巻での言動等がどうしても引っ掛かってるからなんだと思うんですよね(自分でも曖昧なんですが)。どこかに「シリウスのやることには必ず理由がある」と思っている自分がいるんです。BHTはじめとする物語を書くにあたりシリウスという人物を解剖していった結果、私の答えとして悪戯仕掛人のブレーンであり、いざという時の(対ジェームズ用)ストッパーでもあった、というものが出てきたところが大きいのかもしれません。

だから、3巻を読み返しているといつも思うんです。
ニヒルでクールなシリウスが、そして何よりハリー達に危害を加えずスキャバーズを捉える方法を探っていたはずのシリウスが、なぜ太った婦人に対してはあそこまで暴力的な様を見せたのだろうと。

彼だってグリフィンドール生として7年通っていた身。
ハリー達子世代のような良識的(?)な子達とですらたまに小競り合いを起こしていた婦人です、悪戯仕掛人と揉めないはずがないんですよね(偏見です)。

だから、シリウスが正気で婦人を傷つけるはずがない、と思っている私がずっといました。
そのモヤを解消するために書いたものがこの話です。

婦人の気持ち、しっかり受け取っていただけたのも嬉しかったです。
婦人もシリウスも、ずっと不安定なんです。
流れ続ける時の中で、止まり続けていた2人だからこそできた会話だとも思っています。

そしていつもの想像の続き、本当にありがとうございます…合掌。
あえて凶悪犯シリウス・ブラックになり下がったシリウスって解釈、むちゃくちゃおいしいですね。
そういう意図があった場合、婦人としては「私の行動は正しかった(けど、昔のシリウスのまま思い出にしたかった)」というこれまた達成感と悲壮感の残りそうな…うーむ、誰も幸せになれない、それが現実。

「レギュラスのお兄さん」ではないシリウスをお見せすることができてちょっと嬉しい私がおりました。
レギュラスのお兄さんである以前に、「ただのシリウス・ブラック」という少年を書いているのがこのサイトなので、ここに来られた時にそれを感じていただけるのはいちシリウス狂としても本望です(笑)

こちらこそ、とても嬉しい被弾報告をありがとうございました!
またおしゃべりしましょうね!




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