ローションツイスター


百合



 「というわけで、練習しよう!」
 「本気かよ…だせぇ…」

 今かけだしアイドルグループのダブルセンターマイク。俺と相方。
元気いっぱい、戦隊ヒーロー出の、俺、羊太と、ちょっとツンデレ、もともと別バンド出の、相方、兎唯。いま一生懸命下積みの最中。

 「そんなだせぇことしたくない…こっぱずかしぃしよぉ…」
 「せっかくもらったお仕事だよ?これで、バラエティに呼んでもらえるようになるかもしんないしさー。」

 俺の部屋で、兎唯はクッションを握りしめる。今回もらったお仕事っていうのが、ローションでぬるぬるの滑り台を逆走するっていう、まぁバラエティのお仕事。で、練習がてらローションぬるぬるでツイスターゲームでもしようかって思って。

 「な?兎唯。」
 「うぅー…」
 「がんばろ?ださいお仕事なんてどこにもないって。誰かが笑ってくれたら最高じゃん。」
 「………」

 兎唯はちょっと悩んだあと、

 「…やる」

 頷いた。見かけによらず真面目な子なんだよね。






 部屋にツイスターゲームのシートを敷き、ローションをお湯で溶かしてちょうどいい固さにして、汚れないようパンツ一丁になって、ランダムに色とか読み上げてくれるCDをセット。いざ、尋常にぬるぬるツイスター、勝負!
よーし、俺がんばっちゃお!まずは右手赤!仰向けの兎唯の上に、覆いかぶさる。するとシートの上のローションがぬるついて、手がつるっと滑る。

 「わぁっ、すべる!すべる!」
 「ちょ、羊太っ!体重かけんなぁ!」

 兎唯はそれで体重をかけられて、重たそうに眉を寄せた。ちょっと照れてるのか、頬がピンクになってる。そんな顔されたら、BPOが怒るかも。っ、次は兎唯の左足みどり。

 「ひひゃあ!兎唯!どこ足やって!?」
 「あっ、ちがっ、わざとじゃ、足がすべって!」

 兎唯が左足を動かすと、被さっていた俺の股間を掠めていく。しかも膝がすごく、イイとこに…っ!どんどん密着するぬるぬるの裸に、俺と兎唯は笑えないことになっていく。次、俺の左手きいろ。

つるっ

 「ひうっ!」
 「やっ!ちくびっ!」

 きいろに手を伸ばしたら、つるっと滑って、兎唯の上に乗っかってしまった。その拍子に、ぬるぬるの乳首同士が擦れあった。

 「よ、ようたぁ、あたってる…っ」
 「んっんっ、だ、だって、ういが、へんな顔するから…っ、あ!」
 「あっ!擦りつけ、な、あっ、も…っ!!」

 兎唯、右足青。兎唯が腰を突き上げるような形になって、乳首だけじゃなくて、股間も擦り付けあうことに。どうにもえっちなそれに、最近シてなかったのもあって、つい、あそこが固くなる。兎唯のも反応しだしてて、腰を振る。にゅる、と、パンツ越しにぬるぬるの摩擦調整された、裏筋きもちぃのが、くる。

 「あっあっ兎唯、兎唯ぃっ、兎唯のぬるぬるちんちんに擦り付けんのっ、きもち、っあ!こし、とまんなっ!」
 「くぅっ!んっ!あっ、やめっ、やっ!あっ!あ!ようたぁ、乳首も、乳首もぉ…っ!」

 とろとろと腑抜けた顔になった兎唯を見ながら、べちゃべちゃにちゅう。口中啜って、舌をぺろぺろシあったり、で、その間は乳首擦りつづける。乳首と乳首っていう焦れったい刺激なのに、こりこりに起ち上がった乳首は、横から兎唯の乳首が重なって、ぷるんと離れてくだけでも、きゅきゅきゅっと尻の中のちんちんの根っこを熱くさせる。もう何でべちゃってんのかわかんない股間に、えっちな重りがかかったみたい。重くて重くて、とろうともがくと、余計重くなって、俺には止めらんなくなっちゃう。

 「ちゅはっ、ん、ん、ようちゃん、ようちゃん、おしり、おしり、やろぉ……?」

 ちゅうから解放してやると、兎唯はもうべろべろに酔っていた。俺もべろべろで、うんうん頷きながら、パンツを下ろした。お互い横になって、俺は反対を向いて、お互いの股間に顔を近づける。所謂69の横向き?版である。

 「ういっ、ういのおしり、ん、ちゅっちゅっ、兎唯ちゃんのおしり、きゅんきゅんしてる、やらしーんだぁ。あひっ!?んん"ぅっ!」
 「んあぁっ、あっ、やんっ!ようちゃ、やぁあっ!ようちゃ、おしり、もっと、あっ!あふぅう!ようちゃんのケツらって、ほあ、べろこんあはいゆよ、っ!」

 兎唯が俺のおしりに舌を差し込む。ドリルのように左右に動かしながら奥に進まれ、吸われて、長い長い吐息が漏れる。くすぐったくて、ぞわぞわして、左右に動かされるごとに登りつめてく幸福感が、おしりに纏わりつく。おしり、きもちぃ…重たくて重たくて仕方ないおしりの芽が、こりこりと余計熱を持つ。俺も同じく、兎唯のおしりを舐めて、啜って、舌でほじくりかえして、穴弄りをする。おしりが一番弱点の兎唯はゆるゆると穴を拡げて、俺の舌に吸い付かせる。

 「ようちゃん、ようちゃん…っ!あっあっ!はやいぃっ、そんなぐちゅぐちゅされたらっ!くぅ!ぅううん!」
 「ういっ、そこっ、あはぁあっっ!そこいい!そこいい〜っ!あっ!あっ!あんっくぅーーっ!」

 熟れ熟れになったとこで、お互い指を差し込んでぐちゅぐちゅと穴を遊ぶ。指に吸い付く圧を引き剥がすように、早く抜き差しすると、ぐちゅぐちゅ音されるの好きな兎唯はよろこんで本気まじりの我慢汁を垂らす。でも兎唯も負けじと、俺の重くて触りたくて潰したくて捏ねたくて引っ掻けたくて揉みたくてつねりたくて、そんな俺の中のとこをゆったりと、指の腹でなぞる。そうされると、あぁんって、雌声が思わず溢れる。きゅっ、きゅっ、と、悪いものをマッサージして揉みこんで、ちんちんから排出させるように、何度も何度も、甘い硬直がぴんっ、ぴんっと体を跳ねさせる。れちゃう、えっちなおつゆが、こりこりのそこから、れちゃう、…

 「はぁっはぁっ、兎唯っ!兎唯ぃ!あんっ!あっ、はやく、一緒に、あっ!っん、これ、ふといぃ…っ」
 「ようちゃん、っが!これがいいって!あっ、まじふといっ、あんっ!」

 ぐじゅぐじゅになって、以前買っておいた双頭バイブを取り出す。二人ではしっこから舐めあって、凶悪なポッキーゲームみたい。これほんと、予想より太い。明日お仕事、午後からでよかった…

 「い、いれるよ、っんん!あっあぁアあああっ!すごっ!あっ!あひ!」
 「んんんっ!はいっ、たぁ…! すごっ、あぁんっ!ふと、いぃっ!」

 お互いに向き合う形で座り、二人で足を開く。そこに双頭バイブをもって、ぐにゅり、お互いのおしりに埋めた。太いそれがさっきまで苛めてたおしり内部をぎっちぎちに広げながら、じゅぶじゅぶ入ってく。入ってくぅ…!

 「あっあっ!ようちゃん、ようちゃん、っ!おしり!おしりすごいぃっ!おしりきもち、きもちいー〜っ!」
 「ひぁう!あっんん!おれもっ、おしりがすごいのっ、おしりがっ、ごりごりくるっ!いいっ、いいのっ!」

 お互いに腰をくっ付けるように腰を前後に振りだして、お互いに深く深く刺さっていく。二人で尻のヨさを貪る。兎唯が腰振ると、俺のしこってるちんちんの根をずちゅずちゅとバイブが揺らして、重りがじわっじわって溶けて頭が何も考えらんなくなる。これしか考えらんなくなる。兎唯が腰引くと一緒にバイブも引けて、粘膜を這い出る感が、すごいぃっ!おしり、おしり、おしりばいぶが、ばいぶがぁ!

 「兎唯っ、もうだめっ、だめぇっ!おしりイくっ!おしりでイっちゃう!あっ!あ"っ!アっ!アッ!ア"っっ!!!」
 「おれもぉっ、おしりにくるっ!おしりにやばいのくるぅ!はへぇっ!あぉっ!うっ!う"っ!うっっ!ひんっっ!!」

 お互い腰を浮かせて、はしたなく腰を振る。もうきもちいいとこにバイブ当てて、おしり締めることしかできない。おしり、きもちい、ローションぬるぬるで、出し入れすむーずで、えっちなとこに、ぐりぐりっ、あたるっ!だんだん、声が高くなってって、兎唯と俺の声が、悲鳴染みたとこで、バイブがうねりあげながらランダムに回転して、ちんちんの根っこをぐりぐりぐりぐりっって押し上げて、は、ひ。

 「やぁあああ〜ーーっっ!!でるっ出るっっ!おしりっ、あっあっあっ!あんんっ!あんんっ!いっぱいでう、でてうっ!止まらないぃ〜ー!!」
 「んっはぁああ〜〜〜っ!あぁんっ!あぁんっ!ざーめんでちゃっ、あぁんっ!あぁんっ!あっ!はぁああっ!まらでるぅっ!出るぅう!漏れちゃ、漏れちゃうぅーーっ!」

 びゅくびゅくっと、濃い塊を何度にも分けて吐き出す。おしりイキして射精しちゃった、その間もバイブは止まらずに動き続ける。からっぽになる、そんな心配しながら、兎唯にちゅう。だれか、電源切ってぇ。



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 ローション特訓のおかげか、バラエティではかなりの好評をもらえて、俺らは活動の場を広げることが出来た。ラジオにも出れるようになったし!
 そのことでプロデューサーさんに褒めてもらえるらしくて、兎唯と二人でプロデューサーさんの泊まるホテルに行った。二人でわくわく、番組つくってもらえるのかなって話してた。

 「やぁ、よく来たね」

 部屋に入ると、プロデューサーさんがいた。話しは聞いたことあるけど、実際にお会いするのは初めてで、なんか眼鏡に髭っていう、雄くさいかっこいい人で、ちょっとドキドキした。兎唯をちらっと見ると、兎唯もぽーっとした顔をしていた。



 軽い世間話と、こないだのことのお褒めの話。ワインなんか飲みながら、ほろ酔いで聞いてた。

 「今度、君たちメインの番組を作ろうと思うんだ」
 「えっ!本当ですか!?」
 「…!」

 やった、これでもっとお仕事がんばれるって、俺は机の下でガッツポーズをした。兎唯も声には出してないけど、浮かれてた。どうしようかな、母さんに電話して、マネージャーに、

 「でね、」
 「???」

 俺の手がプロデューサーさんに握られる。なんだろう、握手かな?握手だな、これからよろしくの、嬉しいな、頑張ろう、これから!!

 「わかるよね?」

 と、思ったら、頬を撫でられる。ん?ん??これは、あれ?あれあれ???兎唯もぽかんとこちらを見てる。あれ、握手、あれ、これ、なんか違う。

 「ん…?」

 気付いたら、プロデューサーさんにキスされてて。べろりと唇舐められる。きつい煙草の匂いが鼻について。思わず舌を絡めそうになる。あれ、あ、なに、じゃあさっきのって。つまり。

 まくらのお誘い???




 「ふは、あ、プロデューサーさん、」
 「どうする?」
 「え、」

 口を離すと、名残おしさに目が潤む。プロデューサーさんに頭撫でられて、俺は兎唯に視線をやる。兎唯も俺と同じく惚けていて、こくこくと頷いた。俺と兎唯は相方、いつでも一緒。

 「「プロデューサーさん、可愛がってください…っ!」」

 広いベッドにそのままダイブ。プロデューサーさんのは凄くて、俺も兎唯も大満足だった。これからは三人で、ローションツイスターしようねと、兎唯に耳打ちした。兎唯は照れながら頷いた。


おわり


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