生中レイプ

 深夜1時。人気のない路地裏。そこを二人の男が通っていた。

こつ、こつ、こつ…

二人は見ず知らずの他人であった。しかし、何故かその歩幅は一緒、いや徐々に距離は縮んでいった。

こつ、こつ、こつ…

 前を歩く男はよく見ると、雑誌でも見る顔であった。男はモデルだった。引き締まった体と甘いマスクの青年である。
 一方、後ろを歩く男は、ずいぶんふくよかだった。近隣の大学生だ。ぽちゃの範囲を越えた体重と、瓶ぞこ眼鏡の典型的オタクである。

こつ、こつ、こつ…

 二人の距離がさらに縮み、もはや連れて歩いているようだった。

 「(うはー!こんな近づいても気づかねぇとか、警戒心ゼロじゃん。へへへ、たまんねぇなぁ、おし、ぶち犯す。犯して犯して、ひぃひぃ言わせてやる。)」

 こつ。
男は足を止め、もう一人の男を壁に押し付けた。この時間、この路地裏に助けは来ないだろう。これから起こる犯罪を誰も止めることは出来ない。

 「なっ!?なな、なにするんですかぁっ!!?」

 男は悲鳴を上げる。夜道で男に襲われ、恐怖に震え上がった。鞄を胸に抱え、今にも有り金すべて渡してきそうである。男はあまりの恐怖に瞳に涙を浮かべていた。眼鏡の下に。

 「なにって、レイプだよ。おら、ちんぽ出せちんぽ。俺のメスアヌスで昇天させてやるよ。」

 前を歩いていた男が欲情に濡れきった顔で、眼鏡の男の股間を揉む。この男、実は根っからの逆レイパーであった。眼鏡の男は逆レイプの危険を感じ、声を上げようとした。がしかし、口に手を覆われ不発に終わる。

 「おいおいー、人呼んじゃって、い、い、の、か、な?俺とお前、性犯罪おかしそーなの、どっち?ねぇどっちだよ。ほら、テレビでやってんだろ?ゲーム脳がどうとかいう、うっさんくせぇ理論。お前、あからさまオタクっぽいもんなぁ。それでいうと、みーんな、お前がやらかしたと思うぜ。」

 そう耳元で囁かれ、眼鏡の男は悲しそうに鞄を握りしめた。その鞄には魔法少女のストラップがいくつも下げられている。
 大人しくなった男に気を良くしたのか、逆レイプ魔は男のズボンに手をかける。すとんと音を立て、ズボンは地面に落ちた。

 「や、やめて…っ」
 「お前、腹肉すげぇなぁ。はは、上からだとちんぽ見えねぇ。どれどれぇ…おいー、お前もう甘勃起してんじゃん。」
 「たすけて、だれか、だれかぁ…っ」
 「誰もこねーよ馬ー鹿!ちゅぽ、んー?それともぉ、ちゅぼ、ちゅぼ、誰かに見られてぇのかぁ?ちゅぽんっ、レイプされてるとこぉ。」

 レイパーの男は、腹肉を掻き分けゆるく立ち上がっている男のちんぽにしゃぶりつく。掌で玉を転がし、モデルとは思えないひょっとこフェラで愛撫する。

 「やめて、やめて…っ。ぼ、ぼく、初めて、なのにぃ…」
 「ちゅぽんっ、うひ、お前童貞かよ。たっまんねぇなぁ。おらおら、お前のズリセン専用ちんぽ、こーんな、か、ち、か、ち。」
 「あぁんっ!」

 奥まで飲み込み、舌を這わせながら口から出すレイパーの男。もったいぶるように先に吸い付いて、大きな音を立て口から離した。舌先で括れているところをなぞりつつ、出っ張っているところを指で摘まんだ。

 「あぁっあんっ!やめて、やめてぇ…っ」
 「やめてぇだぁ?笑わせんな。ほら見ろよ。お前のえろちんぽ、えろ汁垂らしだしてんぞ。摘まむと…」
 「ひぁあっ!」
 「ほーら、えろ汁飛ぶんだぜ?濡れやすいタイプ?やらしい汁で先っぽテカテカだぜ?」

 レイパーの男が言うように、ちんぽの先からは我慢汁が漏れだしていた。そして指で弾かれる度に、びくびくとその汁を飛ばすのだった。眼鏡の男はあまりの羞恥に目をかたく瞑った。

 「んじゃあ早速、いただいちまおうかな…」
 「ひゃっ!」

 突然地面に引き倒され、眼鏡の男は驚きおそるおそる目を開いた。すると既に服を脱いだレイパーの男が、自分の上に乗っているではないか。頭を振り、後ずさろうと必死にもがいた。

 「へっへっへ…お前の大事な大事な、どーてー、俺が頂いたぁっ!」
 「やあぁーーっ!!やめてぇっっ!あっ!」
 「あっはぁ…っ!ふとぉい…っ!あん!あん!あん!」

 抵抗むなしく、勃起させられたちんぽはレイパーの男のアナルに全て飲み込まれてしまった。眼鏡の男は泣いた。筆下ろしがまさかの野外でレイプという散々なものだったからだ。

 「あっ!あっ!あっ!あっ!うぅー〜んっ!初物ちんぽ、さ、い、こぉ〜〜っ!あんっ!あぁんっ!」
 「あぁあっあぁんっ!」
 「あっ!あっ!あはぁ、どうだぁ?俺のえろ汁でびちゃびちゃのえろアナルは。たまんねぇだろ?気持ちいいだろ?」
 「うう…き、きもち、い、ですぅ…」

 レイパーの男は腰を前後に八の字に上下に、縦横無尽に動かしてちんぽをなぶる。そのあまりの刺激につい、眼鏡の男も腰が浮く。

 「おい、こっち向け。ピースしろ。ハメ撮りとんぞ。あぁんっ!」
 「は、はめ!?やめてぇっ、し写真は、写真はぁ…っ!」
 「うるせぇよっ!ほらほらっ!えろとろ顔晒して、ちんぽ、あんっ!下からずこずこしてるとこっ!永久保存っ!してやんよ!」
 「いやぁあっ!!あんんっ!」

 眼鏡の男は抵抗むなしく、上から何枚も何枚も、射精をこらえるエロ顔を写真に撮られた。まるで性器のように汁を垂らし、ちんぽを締め上げるレイパーのアナルに、もう何も考えることすらできなかった。

 「あっあっ!イきそっ!!抜いてっ、抜いてぇっ」
 「あー?あふぅっ!あはぁっ!抜くわきゃねーだろ、このオタクが。あん!お前はぁ、生中けってーなんだよっ、あはぁんっ!」
 「なまぁっ!?そんなっ、きみっ、お腹壊しちゃうよぉっ!」
 「うるせぇっ!おらおらっ!さっさと生中種つけしろよ!俺もっもうっ!イきそうなんだよっ!」

 一段と激しく腰を振られ、刺激に慣れていない眼鏡の男は顔を真っ赤に、腰を引いた。が、つい出来心で引いた腰を戻してしまった。粘膜を擦るとろまんに蕩け、中で弾けた。

 「あっあ…」
 「あぁアあぁ〜〜〜んっっ!!さいこぉっ!中だしさいこぉっ!もっイく!イくぅ!生中ファックさいこぉっ!も、ちんぽ、イくぅうっ!俺のメスちんぽ、い!イくぅうーーーっっ!」

 それに続き、レイパーの男も上で果てた。飛んだ白濁が男の眼鏡にかかっていた。


 呼吸が整うと、レイパーの男はさっさと身支度し、立ち上がった。眼鏡の男は未だ放心状態にある。

 「良かったぜぇ。お前のちんぽ。お前、俺にハメ撮りされてたよなぁ。あれ、ネットに流されたくなかったら、お前今日から俺の性欲処理機な。」
 「そんな…う、う……」

 悲痛な泣き声が路地裏に響く。受難は始まったばかりだ。


おわり


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