寝子と新米遊女2

 「じゃ、じゃあ、俺と、俺と床入して、俺、俺、ずっとお客さんのこと、もっと満足させたかったんだ…」
 「いや、お前まだ見習いだろ。出来ないんじゃないのか。」

 そうなんだよ。俺は見習いだから店から床入はしてはいけないって言われてるし、お客さんにも言われてる、はず。

 「俺もゴムして布団汚さないようにするから!タオル敷くし!着物汚すとまずいからもう脱いじゃうし!」

 どうしてもお客さんにこのまま何もしないで帰って欲しくなくて、必死に引き留める。帯に手をかけると、お客さんが手を重ねてきた。

 「俺がやる。この着物、一回脱がせてみたかったんだ。」
 「…あ、あ、ど、どーぞ……。」

 初めてお客さんと違うことをして、あそぶ。どきどき、どきどき、ふとんに寝転んで前で結んだ帯を解かれた。

 「かぷ」
 「ひゃっ!ま、待って、着物しみつけたら…っう!」

 帯をほどかれ、裾をまくりあげてお客さんが俺の太股に噛みつく。着物はまだ脱げてないし、ゴムしてないし、タオル敷いてないし、ノーパンで着てたからすぐに外出てきた俺のちんこは、た、たってるし…っ!

 「やだぁ、お着物こんなしたら…ばれちゃ、っひ!」
 「何がバレるんだ?」
 「ひっ、うぅ、う…」

 太股を撫でられ、きわどいところに舌を這わされる。俺は腰を浮かせながら何とかお着物を回収しようともたつく。お客さんの手がちんこを掠めた。

 「あっ!あ…あ…え、エッチしたのが、バレちゃう…っ!っあ!」
 「こんだけ垂らせば、染みにならなくても匂いが移っちまうな…」
 「あぁっ!あ!まって、待って、許して、あぁっ!」

 今度はちゃんとちんこを掴まれてしまった。は、初めて人に触られたぁ…っ、人の手、きもち、い…っ。あふあふと布団を後ずさって着物を乱す。

 「あぁんん!!だめ、そんな、さわっちゃ、人に触られたことないから、そんなしたらっ、そんなしたらぁっ!!」
 「なんだ、童貞か。じゃあ、こうすると感度強すぎて辛いだろ。」
 「あぁあっ!剥くなぁっ!あっ!あっ!あっ!あっ!あっ!皮はぁ、皮だめーっっ!」

 被ってる皮をえいと剥かれて、ピンクの先っぽを指先で扱かれる。普段外気に触れてない神経過敏なそこを弄られて、にゅるにゅる先走りが止まらない。恥ずかし、ちんこ、お客さんにいじられてる…っ!

 「こんな尖らせて…」
 「やっ!あ、あ、部屋寒いから、違う、あっん!」
 「寒さのせいだけで?」
 「んんぁっ!はぅっ!うぅ…きかな、でよぉ…!」

 俺のちんこ扱きながら、お客さんは俺の合わせを開く。そんで期待して立ち上がりきった俺の乳首に吸い付いてきた。舌先で固く腫れた乳首を転がして、吸い付いて引っ張って、ころころちゅっちゅされて、俺はこそばゆくて、ぞわぞわして、足をもじもじ合わせる。

 「あっふ!待って、あっ!俺もやる、俺にもやらせて…。」
 「ん…。じゃあむこう向いて上乗れ。」

 今度はお客さんが布団に寝た。こんな上になったり、下になったり、あそこ触りあったり…、床入、すげ、やらしい…。俺はお客さんの上に乗って、ベルトを外す。

 「ふぁあ…おっきい…っ」

 パンツから取り出したら、おっきくてずる剥けの大人のちんこが出てきた。それはいいけど、どうしたらいいか分かんなくて、とりあえず先っぽをぺろっと一舐め。

 「ん。」

 ちんこちょっと動いてて、なんか可愛いような気がする。先っぽの括れてるとこまで口内に収める。噛まないようにだけ注意して、唇で扱く。おっきいから、結構大変。

 「ひゅっ!!?」

 そうやってお客さんのちんこと格闘してたら、お客さん、俺の、俺の尻に舌くっつけてきた。そういうもんだと知ってはいたけど、恥ずかしくって、やらしくって、ぷちパニックに陥った。

 「あっ!あんんっ、やぁあ〜…あふぅっ!う!はうぅ!」

 誰にも触られたことない、臓器の終着点をぺろぺろ舐められる。途端ぞくぞくと変な感じがして、鳥肌が立つ。な、なにこれ、尻って、尻舐めって、
こんないいの……?

 「やなのか?これ、こんなだけど?」

 お客さんが俺の穴舐めつつ、ぴくぴくする俺の玉を撫でる。こりこりと中のをいじられて、俺はもうぐずぐずとお客さんのちんぽを握りながら、されるがままだった。

 「っあぁ!あ…ごめ、嘘ぉ、や、じゃない…っ。そこ、感じる…っっ」

 びくびくしながら、穴を舌がはい回る。収縮するそこの外側、まだそこまで過敏じゃない(それでも敏感な)とこ
舐めてたのが、今度はドリルみたいに中に入ってこようとしだした。

ちゅるるるちゅぱちゅぱぢゅ

 「あぁっ!あうぅ〜っっ!うぅっ!う!はうぅ!」

 ちんこから我慢汁がぽたぽたと垂れる。えっちぃ、お客さんに尻舐められてる、尻の中まで、中、までぇ、っ!お客さんのちんこを頬っぺたにくっつけたまんま、軽くイきそうな浮遊感を覚える。

 「ああ…中、尻の中ぁっ!いい…あうぅ〜っ、俺、はぁんっ、おしり、気持ちいい…っっ」

 お客さんの舌は、ねっとりと粘膜をなぶる。そんな風におしりを弄られて、どうにもトイレいきたくなる。そんくらい舌が中に入ってくる。そのまんま吸われたりすると、えろい声が止められなくなる。

 「あぁっ!あうぅーっうーっ!き、きもち、い…っ!あっ、はぁんんっ!」

 ーーっぽん!
俺の中では音を立てるほど、おしりの中に舌を勿体ぶるように押し付けつつ、引き抜かれた。その排泄的な気持ちよさと、神経過敏な粘膜的な気持ちよさで、軽くイってしまった。とくとくと精液が漏れる。あ、あ、お客さんより先に漏らしちゃ、った…

 「あっ、はふ、は…ごめんなさいっ、おれ、先に、漏らしちゃった…先にイっちゃってごめんなさ、い…」
 「気にするな。…そんなに気持ち良かったのか?」

 お客さんの方に向きなおって、お客さんの上で足を開く。びちょびちょのおしりと、ちんこがよく見えるようにしながら。

 「っ、うん…。おれ、ずっと、一人でしか、したことないから、っこんな、好きな人とエッチするの、こんなエッチできもちいいって、知らなかった…っ」

 オナニー大好きだったけど、今に比べるとちょっと見劣りする。俺がそう言うと、お客さんは上体を起こして、また俺が下になった。

 「お前は凶悪な見習いだな…」
 「なにが…あっ!あうぅ〜っ!はぁっはぁっ!くぅっ!」

 俺のちんこのとこに、お客さんの大人ちんこ重ねて、それを俺の太股で挟んで、俺の太股掴んでお客さんが腰振る。思わず枕を胸元に持ってきて抱える。ぞくぞくと寒気走って止まらない。

 「あっあっあっ!はふぅ、あうぅっ!うう、うぁっ!あぁん…っ!ちんこがぁっ、ちんこがすりすりする…っきもちいっ、きもちいいぃ……っ」
 「も、お前黙っとけ」
 「んふっ!ん!んん…んぅっ、んっ」

 きもちよくって、俺のちんこにくっきり凸凹のお客さんのちんこが擦ると、頭おかしくなっちゃって。抱いた枕に爪を立てる。お客さんのちんこ、ちんこっ、めろめろでお客さんを見ると、俺がいろいろ煩かったらしくキスで口を塞がれてしまった。

 「んんっ!ん!んふぅっ!んんっ!ん!ん!ん!ん!んんん〜ーっ!」

 ずんずんとちんこ擦り付けられて、体がさらに熱くなる。甘い衝撃が腰ふりのたんび俺を襲って、俺のちんこは我慢してるんだかしてないんだかな程汁を撒き散らかす。

―ぐちぃっ!

 「ひんんん!」

 俺の敏感な裏筋を、一段と強くお客さんのちんこが抉ってなぞってった。もとからイキっぱなしみたいなもんだったけど、それには喉を反らして足突っ張って目を見開いた。

 「イけ」

 がすがす腰振られながら、乳首をつねられる。俺はお客さんと口くっつけてるのに、だらだら涎垂らしながら震えた。

 「ひぁっ!あ!あ!すごっ、す、すご、あ、あ、あ、あぁあっ、んんんぁあああうぅううっ!」

 またいっぱい精液を漏らした。びくびく布団で跳ねながら、枕に噛みついた。



***



 盛大に駄目にしたお着物を手に当主さんに謝りにいくと、意外にもおとがめなしだった。

 「あの人、ここのオーナーだから。」
 「…は?オーナーって、当主さんは…?」
 「当主ってあくまで店長のことだからな、ここだと。俺はやとわれだよ。
 オーナー、最初に来たときは従業員の検査だったらしいけど…えらく気に入られたな。」

 ぽかん
け、検査…え、お客さんじゃないの…?お、おれ、オーナーの前でルール違反やらかしたの…?

 「えええええー!!じゃ、じゃあ、え、ええ…??え?」
 「それもう弁償してもらってるし。あとお前今日づけでクビ。着物だめにしたしルールは破るし、もう来なくていいから。」
 「ひっ、ごめんなさい、ごめんなさいっ、本当なんて謝ったら…」

 俺はよくしてもらった当主さんに顔向け出来なくて、頭を上げれなかった。俺、頭いっぱいいっぱいで忘れてたけど、こんなんしたら、店は大迷惑なのに…情けなくて胃がきりきりする。

 「で、明日からオーナーの秘書。」
 「へ?」
 「ま、お前こういうの向いてなかったんだな。一直線すぎた。だからこれからは昼の仕事でがんばんな!」

 そう当主さんに笑って肩を叩かれる。
 まぁ、お昼に働くようになっても、お昼休みはいつも膝枕をするはめにはなるのだった。


おわり


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