+おまけ2



後日、生徒会室で仕事をしていると恐る恐るといったように役員達が顔を出して来た。


「か、会長」

「…お前らか」


副会長が先に入り後から会計、書記と泣きそうな顔をして入り、副会長が口を開いた。


「今まで仕事を疎かにしてしまい申し訳ありませんでした」

「俺も責任を放り投げてごめんなさい!」

「かいちょ、おし、つけた…ごめ…っ」


それぞれ謝罪を申し上げて頭を下げる。

それを見て俺はハア、とため息をつくとビクリと三人の体が震えた。


「遅ぇんだよ」

「…っすみま、」

「これから誠意を見せやがれ」

「ぇ、」


俺の言葉に顔を上げた奴らは驚いたような顔をしていた。

それを見て思わずフッと笑ってしまう。


「なんだ、切られたかったのか?」

「いや、そんなっ」

「ちが、」

「ならいいだろ、俺が許すって言ってんだ」


そい言えば緊張の糸が切れたのかボロボロと涙を流し始めた。


「ありが、とうございます!」

「俺ぇ頑張るがらぁ!!」

「せいと、にも、認めてもら、うっ!」


子どもみたいに泣く三人に思わず戸惑ったが、そういや高校生はまだガキの内かと思えば笑みが溢れた。


「ああ、頑張れ」



久々に生徒会室が笑顔に溢れた。





おかえり
(さて、チョコパフェのことなんだが…)
(((ええ!?)))


prev next


  モドル

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -