貴方色・弐


「5人の服をお願いしたいのですが」








八戒は店主に尋ねる








「かしこまりました」








店内を5人は見て周り
各自好みの服を選ぶ事にした








「俺はねーあれでいいや」








白いパーカーに淡いカーキ色のハーフパンツを悟空は指を指す


悟浄は皮のパンツに白いシャツを選び









「まぁ脱ぎ易いのがいいよな」









と、ケラケラ笑う


八戒は淡いピンクのシャツにジーンズをチョイス


三蔵は法衣以外正直無頓着で
何を選べばいいか困惑していた








「何着ても同じだろ」


「あ、三蔵!
これいーんじゃね?」








そう言って悟空が持って来た服は











犬の着ぐるみ








無言の三蔵に悟浄は








「ぶっは!!」









と吹き出し
八戒は口に手を当てて密かに笑う








「八戒てめェ
肩が笑ってんぞ」


「あ、す、すみません」








三蔵はチラッと惷香見る




どうせ笑っているだろう…と



しかし意外にただ
ポカーンと見ているだけだった








「?」









惷香が笑う事もなく
ただポカーンと見ている姿が
三蔵には不思議だった






.

[ 32/216 ]

[*prev] [next#]
[目次]
[栞挟]
書物一覧に戻る



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -