八拾七


憂さ晴らしかの様に 悟空は偽悟浄を如意棒で殴り付け
八戒は腕の骨を折り
惷香は神経を痺れさせ足腰を立てなくすると
三蔵は額に1発弾丸を撃ち込んだ


すると偽悟浄は数珠となり四方八方に飛び散った









「手ごたえがなかったですねぇ
本物ならもーちょっと抵抗してくれるんでしょうか」


「あーあ無駄に腹減ったぁ」


「本物の方がもう少しムサ苦しいよね」


「――フン
予行練習は済んだな
次は本番だ」










建物の中に入るとそこには悟浄と神様がいた

数珠に首を絞められ 宙吊りの悟浄を1発の弾が救った









ガウ―…ン









「……な…?」


「――ふん
ザマぁねーな
クソ河童」


「――お前ら
何で…!?」









ドッゴ!!











悟空の足蹴が悟浄の顔に当たると
4人からの蹴りがドカドカと悟浄に繰り出された









「〜〜何だよ!?
何すんだよイキナリ!!」


「――さぁ?
やっぱり空き缶を灰皿にした罰じゃないですか?」


「………
…ワリ」

「―悪いがな
このバカを殺すのは俺達だ
手を引いてもらおうか」


「おい…」


「…嫌だよ
僕の新しい玩具なんだから」








.


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